トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレー、2018年F1バーレーンGP
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ブレンドン・ハートレー、レース後審議で30秒加算ペナルティ…最下位に降格

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F1バーレーンGPのスチュワードは決勝レース後、フォース・インディアのセルジオ・ペレスとトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーに30秒加算のペナルティを科す事を決定した。

両者はスタート直後のオープニングラップの4コーナーで接触、スチュワードはハートレーに対して10秒ペナルティの罰則を科した。ピットストップの際にこのペナルティを消化したハートレーは、入賞のチャンスがありながらも13位フィニッシュと残念な結果に終わった。だが、不幸はこれで終わらなかった。

レース開始前のフォーメーションラップ中、12番グリッドのペレスが11番グリッドのハートレーを追い抜きそのまま走行。規約では第一セーフティーカーラインまでに順位を元に戻さなければならず、これに違反したドライバーはピットレーンスタートを行う義務があると定めている(スポーティング規約36条8項)が、ハートレーはこれに従わず、そのままレースをスタートした。

ペナルティが加算された事で12位完走のペレスは16位に、13位フィニッシュのハートレーは最下位となる17位に降格となった。さらに、ハートレーに対してはF1スーパーライセンスに付帯するペナルティポイント2点が加算、累計4点となった。

レースディレクターのチャーリー・ホワインティングは、ハートレーは単純にこの規約を知らなかったと説明した。チームメイトがチームに最高のリザルトを捧げただけに、反対側のガレージの失望は計り知れない。ピエール・ガスリーは表彰台まで後ひとつの4位入賞を果たし、ホンダにF1復帰後最高位をプレゼントしている。

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