アロンソ、2台揃って入賞も「予選は散々、成績不振は許されない」
F1第二戦バーレーンGP決勝レースを終えて、マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンがそれぞれコメントを発表した。予選ではQ1敗退の可能性すらあったマクラーレンだが、チームの大株主の目が光る中、アロンソが7位、バンドーンが8位と、2台揃ってのダブル入賞を果たした。
チーム代表を務めるエリック・ブーリエはレースを振り返り、激戦を制しての入賞に満足感を示した一方で予選パフォーマンスを問題視、第3戦中国GPでの改善を誓った。
マクラーレン:F1バーレーンGP決勝を終えて
フェルナンド・アロンソ決勝: 7位, グリッド: 13位
今日も素晴らしいレースができたよ。良いピットストップと素晴らしい戦略があったし、マシンには信頼性があった。チームが完璧な仕事をしてくれたおかげで、2台揃ってポイントを獲得する事ができた。
スタートで何台かオーバーテイクしてポジションを上げる事に成功した。周りの連中よりも新しいタイヤだったから、もう少し上げれるかと思ったんだけどね。その後は、隊列の先頭を走り続けられるだけの速さがあった。
今週末は毎セッションで苦労していたし予選も散々だったから、7位と8位というのはチーム全体にとって素晴らしい結果だと思う。2戦目にして16ポイントを獲れたのは良かったけど、今週は十分なパフォーマンスがなかったから改善しなきゃならない。成績不振は許されないからね。
ポテンシャルがあるのは分かってるけど、今のマシンには良いところもあるけど悪いところもから、できるだけ早く改善しなきゃならない。今後新しいパーツが持ち込まれることになるけど、例え車がどんな状態であっても、日曜日に結果を残してやるつもりだし、限界まで攻めるつもりさ。今日もそのいい例だよ。
ストフェル・バンドーン決勝: 8位, グリッド: 14位
スタート直後はこんな結果になるなんて思ってもみなかったよ!スタートで酷いホイールスピンが起きちゃって、1コーナーを過ぎたところで最後尾という最悪のはじまりだったからね。そのあと見事に挽回して8位フィニッシュし、2台揃ってポイントを取れたんだから本当に満足してる。
予選ペースよりレースペースの方が良いのは最初から分かってたんだけど、今日もそのことを証明できたね。何台もオーバーテイクしたし、1コーナーではかなり大胆に追い抜いてみた。最高のバトルを楽しめたレースができて本当に嬉しいよ。
今日は果敢にプッシュしたし、戦略も良かったね。ライバルよりもペースが良いのは分かってたし、素晴らしい結果だと思う。(予選と決勝の)ペースがここまで違う理由を探るために、色々分析してみないとね。この先の数戦については楽観的だよ。もう少し上のポジションからスタートできれば展開も楽になり順位も上向くと思う。
もう少しで舞台裏での仕事の成果が出てくるはずさ。色んな計画が進行してるんだけど。F1では努力が形となって目に見えるようになるまでに少し時間がかかるんだ。今日証明したように、日曜のレースでは勝負できる自信がある。この先も作業を続けて改善していかなきゃね。
優勝候補が続々と脱落する波乱のレースを制したのはポールシッターのセバスチャン・ベッテル(Ferrari)。性能低下したソフトタイヤを上手く労る事で、白熱の1ストップレースを披露した。メルセデス勢がこれに続き、2位バルテリ・ボッタス、3位ルイス・ハミルトンの面々が表彰台に上がった。