ストロール、なんと骨折は両手首だけじゃなかった…Q3進出の健闘を称えるアロンソとオコン
ランス・ストロール(アストンマーチン)は3月4日(土)に行われた2023年シーズンのF1開幕バーレーンGP予選でQ3へと駒を進めて8番手につけたが、2週間前の自転車事故で両手首だけでなく、足の親指を骨折していた事が分かった。
予選を終えた24歳のカナダ人ドライバーは、今も鎮痛剤としてパラセタモールとイブプロフェンを服用して痛みに耐えている事を明かし、事故直後は歩けない状態だったと説明した。
「今こうして、ここにいられる事に感謝している」とストロール。
「12日前に手術が終わり、事故から今日(予選が行われた土曜)でちょうど2週間が経った。最初は両手が動かせず、歩けない状態だったんだ」
「右足の親指も骨折していてね。トンネルの先にある光は本当に遠かった」
ストロールは3日間に渡るプレシーズンテストを欠席し、3日(金)のフリー走行で初めてアストンマーチンの新車「AMR23」のステアリングを握った。
「リズムを掴んだり、セットアップの違いを感じたりするのは時間がかかるものだけど、(予選の)最後には、リズムに乗れてきたんじゃないかと感じ始める事ができた」
痛みはあるものの、幸いにもドライビングが制限される事はないとの事で、決勝での活躍が期待される。
予選後のパドックには、Q3進出を果たしたストロールの健闘を称えるチームメイトのフェルナンド・アロンソや、ジュニア時代から仲の良いエステバン・オコン(アルピーヌ)の姿があった。
ストロールは7度のF1ワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と並んで4列目8番グリッドにつく。
2023年F1バーレーンGP予選ではマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。2番手にセルジオ・ペレスが続き、レッドブルがフロントロウを独占する結果となった。
決勝レースは日本時間3月5日(日)24時にフォーメーションラップが開始され、1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。日本ではDAZNとフジテレビNEXTで完全生配信・生中継される。