バクー市街地コースを攻めるアルファタウリの角田裕毅、2022年6月11日F1アゼルバイジャンGP予選
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角田裕毅、”不完全”ながらも今季ベストの8番手!「ミスを経て最高の走りを決めた」と称賛するアルファタウリ

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F1第8戦アゼルバイジャンGP公式予選に挑んだアルファタウリの角田裕毅はチームメイト共々、最終Q3に進出し、2名のF1ワールドチャンピオンを抑えて今季ベストとなる8番グリッドを手にした。

Q1で7番手を刻み、10番手ギリギリでQ3に進むと、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を従える堂々の8番手を刻んだ。6番手の僚友ピエール・ガスリーとのギャップは0.211秒だった。

  • FP3:1分44秒964(16番手)
  • Q1:1分43秒595(7番手)
  • Q2:1分43秒376(10番手)
  • Q3:1分43秒056(8番手)

予選での角田裕毅について車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは次のように振り返った。

「Q2は中古タイヤからスタートしたが、このレイアウトにおける我々のパッケージの競争力を引き続き示すことができた」

「Q2終盤のニュータイヤでの走行中、ユーキはミスをして壁に軽く接触した後、ターン2でロングに行ってしまったが幸いにもダメージはなく、セッションを続けることができた」

「セッション序盤でミスをしただけに、決して簡単なことではなかったが、ユーキは(Q3の)最終ラップで最高の走りを見せてくれた」

完璧とはいかなかった

角田裕毅
予選: 8位 / FP3: 16位


今日は良い1日になりました。予選には本当に満足しています。

Q3への進出に関しては少し運に恵まれた部分がありましたが、あのラップに関しては、古いタイヤセットだった事を考えれば良かったと思いますし、今日の自分のパフォーマンスには満足しています。

チームとして素晴らしい仕事ができたと思うので、みんなに心から感謝しています。明日もこのパフォーマンスを続け、2台揃ってポイント圏内でレースを終えられるよう取り組んでいきたいと思います。


2022年F1アゼルバイジャンGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)が4戦連続となるポールポジションを獲得した。最前列2番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が並ぶ。角田裕毅(アルファタウリ)は8番手から入賞を目指す。

決勝レースは日本時間6月12日(日)20時にフォーメーションラップが開始され、1周6,003mのバクー市街地コースを51周する事でチャンピオンシップを争う。

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