2番手フェルスタッペン、RB16Bの更なるペース改善を確信…セットアップ変更が功奏せず
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、6月4日(金)に行われた2021 F1第6戦アゼルバイジャンGP初日プラクティスを2番手で締め括り上々のスタートを切ったが、バクー市街地コースでのRB16Bには更なる伸び代があると考えている。
前戦モナコでの優勝を経て、キャリア初のポイントリーダーとして週末に臨んだフェルスタッペンは、午前のオープニング・セッションで最速タイムを記録するも、FP2では僚友セルジオ・ペレスに0.1秒の先行を許す2番手に甘んじた。
また、後方につけたフェラーリ勢とのギャップは僅かで、3番手カルロス・サインツとのタイム差は0.027秒という僅差だった。
1日を振り返ったフェルスタッペンは次のように述べ、FP2に向けて施したセットアップ調整が裏目となり、タイムをロスする結果に繋がったとの考えを示した。
「パフォーマンス的には、素晴らしい週末のスタートを切ることができたと思う。今日は風が強かったから誰にとっても楽な1日じゃなかったけど、それが状況をより面白くしていることは間違いない」
「FP1でのクルマのフィーリングはかなり良く快適にドライブ出来ていたけど、FP2に向けて施した変更が上手くいかなかったから、今夜は状況を分析して予選に向けてどの方向性で進めていくべきかを検討していくつもりだ」
「今週末はこれまでのところ、チーム一丸となってかなりの力を発揮できていると思うし、この点については本当に満足している。明日が楽しみだ」
選手権でのリード拡大に向けてフェルスタッペンが好発進を見せた一方、チャンピオンシップを争うライバルのメルセデスは2台揃ってトップ10圏外に沈んだ。
11番手に留まったルイス・ハミルトンは、特に大きなミスもなくクリーンなセッションを過ごせた上に、クルマの感触も悪くなかったとしながらも、グリップが不足していて「単純に遅かった」とこぼした。
F1アゼルバイジャングランプリ3回目のフリー走行は日本時間6月5日(土)18時から、公式予選は同21時から1時間に渡ってバクー市街地コースで開催される。