腕を組み微笑むレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、バクー市街地コースのガレージにて
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フェルスタッペン、RB15に手応え十分「概ね十分な状態に仕上がってる」F1アゼルバイジャンGP《初日》

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F1第4戦アゼルバイジャンGP初日プラクティスを4番手で締め括ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「概ね十分な状態」と語り、RB15の仕上がりに十分な手応えを得ている事を明かした。

スクーデリア・フェラーリにこそ水を開けられたものの、フェルスタッペンは2回目のプラクティスでメルセデスの間に割って入る4番手タイムをマーク。3番手ハミルトンとのギャップは0.252秒と、射程圏内に収めてみせた。

第2戦バーレーンGPで露呈したように、今季RB15は些かスウィートスポットのウインドウが狭く、セットアップの僅かな違いによってグリップ不足とタイヤの熱入れに苦労する事になる。だが、前戦中国GPでセットアップの「ズレ」の修正に一定程度成功。ここバクー市街地コースでもその勢いを維持しているように見受けられる。

信頼性強化を名目に投入されたホンダのスペック2エンジンは、従来よりも長い時間に渡って高出力モードが使用できるため、パフォーマンス面も改善している。予選も然ることながら、決勝レースでのトップ争いの期待が膨らむ。

RB15に手応え十分「概ね十分な状態に仕上がってる」

マックス・フェルスタッペンFP1: 5位, FP2: 4位

午前中のセッション時間が短くなってしまったけど、それは僕らだけじゃなく他チームも同じだし、今日のセッションの中ではFP2の重要度の方が高いから、さほど大きな影響はなかったと思う。コースはすごくスリッピーで、タイヤが簡単にロックアップしたり、コース外にはみ出してしまう状況だったから、なるべく多くの周回を走って路面コンディションに慣れることが重要だった。

バクーのようにグリップが不足するストリートコースでは、グリップを最大限に活かして、マシンを限界までプッシュしながら周回を重ねなきゃならない。適応能力が求められるんだ。今日のセッションの結果にはすごく満足してる。いつだって改善の余地は残されているから、データを見直す必要があるけど、クルマは概ね十分な状態に仕上がってると思う。

まだプラクティスを1セッション走っただけだし、ライバルチームも大きく改善してくるだろうから、明日どの程度の結果が残せるかは未知数だ。でも、初日としてはマシンバランスが良いし、いずれのコンパウンドでも十分な周回数を重ねることができた。


初日をトップで締め括ったのはフェラーリの2台。後続のメルセデスとレッドブル・ホンダを大きく引き離してシャルル・ルクレールがトップタイムを記録。2番手にセバスチャン・ベッテルが並んだ。

F1アゼルバイジャングランプリ3回目のフリー走行は、日本時間4月27日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってバクー市街地コースで開催される。

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