トールマン・ハートTG184、2014年6月29日
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F1チーム創設者テッド・トールマン、86歳で死去…アイルトン・セナのデビューチーム

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1981年から1985年にかけてF1世界選手権に参戦した英国のF1レーシングチーム、トールマンの創設者であるノーマン・エドワード・”テッド”・トールマンが闘病生活の末、2024年4月10日に86歳で亡くなった。

アイルトン・セナやデレク・ワーウィックといったドライバー、デザイナーのローリー・バーン、エンジニアのパット・シモンズなど、後にF1で広く成功を収めた面々がキャリアをスタートさせたチームがトールマンだった。

トールマンは英国で運送業を営んだ後、F2を経て1981年に初めてF1に参戦。1984年には、ワーウィックの後任として英国F3チャンピオンとなったセナがトールマンからF1デビューを果たした。

セナはトールマンでのルーキーシーズンの第5戦、大雨に見舞われたモナコGPで2位フィニッシュを飾る見事な走りで世界にその名を轟かせた。これはトールマンにとっての歴代最高位となった。

5シーズンの参戦を経てトールマンはベネトンにチームを売却。F1を去ったトールマンは世界中を転々とした。

トールマンの訃報を受けF1のステファノ・ドメニカリCEOは「テッド・トールマンが亡くなったと聞き悲しみに暮れている」と語った。

「彼はF1に多大な貢献をした人物だ。彼の功績と遺産は我々の歴史の一部であり続けるだろう。我々の思いは彼の家族や友人たちとともにある」