F1オーストリアGP 観戦ガイド:テレビ放送と天気…フジNEXTとDAZN配信スケジュール
4ヶ月遅れで2020年シーズンのF1世界選手権が遂に開幕を迎える。大注目の初戦、F1オーストリアGPは7月3日(金)から5日(日)までの3日間の日程で開催される。舞台となるのはレッドブル・リンク。過去2年はマックス・フェルスタッペンが勝利を飾っている。
4日(土)に行われた公式予選では、バルテリ・ボッタスがキャリア通算12回目のポールポジションを獲得。チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手に続いた。注目のフェルスタッペンは3番手とフロントローを逃したが、上位勢としては唯一、決勝をミディアムタイヤでスタートすべく勝負に打って出て、見事これを成功させている。
現地シュピールベルクと日本の時差は7時間であるため、全セッションが日本時間の日没から夜の時間帯にかけて開催される。ファンの大多数の方は比較的リアルタイムで視聴しやすい事だろう。
残念ながら2020年シーズンも地上波及びBSでの無料生放送は行われない。視聴に際しては有料放送か有料ネット配信サービスを利用する必要がある。なお7月5日までの期間限定で、DAZNがホンダF1と協力して2ヶ月無料キャンペーンを実施している。
コース及びレース概要
レッドブル・リンクは全長4,326mと他のサーキットに比べると短く、コーナー数は10とカレンダー最小だ。エンジン全開率は72%とモンツァに次いで高く、海抜が700mを超えるため平地に比べて酸素濃度が7%程少ない。そのためターボチャージャーへの要求は厳しく、冷却効率も低下するためマシンの信頼性が問われる。
週末の現地天気
執筆時点での天気予報では、木曜は雷を伴った雨が予想されており、グランプリ初日となる金曜日も降雨の見通しだ。2日目と3日目は晴天とはならないまでもドライコンディションが予想され、決勝が行われる日曜の最高気温は初日よりも6度高い26度の予報が出ている。
昨年のグランプリでは高温がメルセデスのパフォーマンスを阻害し、フェルスタッペンの勝利に大きく貢献した。日曜の天候は大注目だ。
開催スケジュールと放送日程
F1オーストリア・グランプリは3回のフリー走行と予選、そして決勝の全5セッションで構成される。最初のプラクティスは日本時間7月3日(金)午前18時にスタート。決勝は5日(日)22時10分からフォーメーションラップが開始される。フジテレビ及びDAZNともに、フリー走行、予選、決勝の全セッションがノーカット生中継される。
フジテレビNextでは川井一仁、津川哲夫、片山右京、浜島裕英の各氏が解説を担当。実況は全日に渡って小穴浩司アナウンサーが務める。放送開始時刻は、フリー走行と予選はセッション開始10分前、決勝は昨年までと異なり30分前となる。
スポーツチャンネルDAZNでは、国際映像以外にもライブタイミングやオンボードカメラ映像を一つの画面で楽しめる「F1ゾーン」が決勝で配信される。下記はすべて日本時間。
セッション 開始時間 |
CS放送 フジテレビ |
ネット配信 DAZN |
|
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FP1 7月3日 |
18:00- | 17:50- 実況:小穴浩司 解説:津川/浜島 |
17:55- |
FP2 7月3日 |
22:00- | 21:50- 実況:小穴浩司 解説:津川/浜島 |
21:55- |
FP3 7月4日 |
19:00-20 | 18:50- 実況:小穴浩司 解説:片山/川井 |
18:55- |
予選 7月4日 |
22:00- | 21:50- 実況:小穴浩司 解説:片山/川井 |
21:55- |
決勝 7月5日 |
22:10- | 21:40- 実況:小穴浩司 解説:片山/川井 |
21:30- |
タイヤ選択
公式タイヤサプライヤーのピレリは、昨年と同じく中間レンジのC2からC4コンパウンドを投入する。今季のコンパウンドは昨年型と全くの同一仕様となる。また、昨シーズンまでとは異なりアロケーションは全ドライバー共通の固定制で、ソフト8セット、ミディアム3セット、ハード2セットに固定される。
- ハード: C2
- ミディアム: C3
- ソフト: C4
2019年の統計データ
- 優勝:マックス・フェルスタッペン(Red Bull Honda)
- ウイニング戦略:1ストップ
- リタイヤ:0台
- ポール:シャルル・ルクレール 1:03.003