6月29日、レッドブル・リンクで行われた2025年FIA F1世界選手権第11戦オーストリアGPは、マクラーレンが圧巻のパフォーマンスで1-2フィニッシュを飾る結果となった。角田裕毅（レッドブル）は接触に伴う10秒ペナルティを受け、最下位となる16位完走に終わった。

決勝：ハイライト動画

レースは開始前から波乱含みの展開となり、カルロス・サインツ（ウイリアムズ）はフォーメーションラップに向けて発進できず、メカニカルトラブルによりDNS（決勝不出走）となった。

スタート直後には、現ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペン（レッドブル）がターン3でアンドレア・キミ・アントネッリ（メルセデス）に衝突され、チームのホームグランプリで衝撃的な1周目リタイアを喫した。

角田は31周目、ターン4でイン側からフランコ・コラピント（アルピーヌ）に仕掛けるも、コーナーの立ち上がりで接触。コラピントはスピンを喫し、角田は接触によりダメージを負ったウイング交換の為にピットインを強いられた。

優勝争いはマクラーレン勢の独壇場。チームメイト同士で何度かスリリングな攻防を展開し、ランド・ノリスがポール・トゥ・ウィンを達成した。2位にはオスカー・ピアストリが2.695秒差で続き、3位表彰台にはシャルル・ルクレール（フェラーリ）が上がった。

2025年F1オーストリアGP《決勝》結果

次戦イギリスGPは日本時間7月4日(金)のフリー走行で幕を開ける。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

F1オーストリアGP特集