マクラーレン「車体の至る所に損傷・トラブルを抱えていた」2017年F1オーストラリアGP決勝後コメント
本日3月26日に行われたF1オーストラリアGP決勝レースを振り返って、マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエがコメントを発表した。マクラーレン・ホンダは今日の決勝レースを13位とリタイアという結果で終えている。
オーストラリアGP決勝後コメント
エリック・ブーリエ
マクラーレン・ホンダ、レーシングディレクター
「2017年のオーストラリアグランプリは、マクラーレン・ホンダの最も素晴らしい時間の1つとして記憶されることはないでしょう。ですが、幾つかの素晴らしい理由によって今夜ここメルボルンで明るく振る舞うことができます。まずは、ドライバーに敬意を表したいと思います。彼らはそれぞれの方法で互いに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。」
「フェルナンド(・アロンソ)のマシンは、レース序盤には左フロントのブレーキダクトが損傷していました。それにも関わらず、彼はこの壊れたマシンから毎周コンマ数秒を絞り出し、とても印象的なレース運びを行いました。ポイント獲得の可能性もあったのです。ですがレースが終盤に近づくにつれて、彼の車のダメージがターミナルの問題に発展してしまいフロアが修復不能な程に壊れてしまったので、リタイヤすることになりました。残念な終わり方ではありましたが、それもまたレースだと思っています。」
©F1
「ストフェル(・バンドーン)は、レース序盤にダッシュボードの機能に問題が発生してしまい、非常にストレスの溜まる午後を過ごすことになりました。ダッシュボードが故障するということは、ギアチェンジの回数すら自分で数え上げなければならなかったということです。これに関しては、彼にシステムを再起動してもらうことで対処しました。」
「彼の決勝レースは困難であり満足できるものではなかったと思いますが、多くの周回数を稼いでくれたことはチームにとって救いでした。彼は今回で2回のグランプリを走っただけに過ぎませんが、彼の走りは力強く正確でありました。とても困難な仕事をやってのけてくれたことに感謝したいと思います。2週間後には中国GPとバーレーンGPのダブルヘッダーがあります。我々はさくらとウォーキングに戻り、MCL32を改良するためシャーシとパワーユニットの双方の開発作業を続けていきます。」
ブーリエは、車体側のあらゆる箇所に故障・トラブルを抱えていたとコメントした一方、ホンダのパワーユニットに関しては特に何も語られなかった。オーストラリアGP決勝についてはオーストラリアGP《決勝》結果とダイジェストが詳しい。