ヘルメットを被り佇むバルテリ・ボッタス
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ボッタス 事故の影響でギアボックスを破損、交換のためオーストラリアGP決勝で5グリッド降格

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メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスは、25日の2018年開幕F1オーストラリアGP決勝レースで5グリッド降格を科せられる。公式予選のQ3でクラッシュした際にマシンのリアを大破、調査の結果ギアボックスの破損が確認され交換を行う。

レギュレーションでは、1基のギアボックスを6戦以上連続して使用する事を定めており、違反した予選10番手のボッタスは5グリッド降格となり、15番グリッドからレースに挑むことになる。これに伴い、マクラーレンの2台とフォース・インディアの2台、そしてランス・ストロール(Williams)のグリッドが繰り上げとなる。

1コーナーでワイドに膨らんだボッタスは、濡れた縁石に乗り上げマシンコントロールを失った。ポールを獲得できるだけの速さを備えたW09は、2コーナーのアウト側に設置されたタイヤバリアに27G相当の衝撃で激突、激しいダメージを負った。修復にはかなりの時間がかかるものと見られており、チーム代表のトト・ウォルフは、明日のレースに向けて全力で作業にあたっている事を明らかにしている。

アルバート・パーク・サーキットはオーバーテイクが難しい事で知られるコース。チャンピオン最有力候補のW09と言えども、追い抜きは容易くない。ボッタスは今年アルバート・パークに3番目のDRSゾーンが追加された事に触れ「少しは助けになれば良いけど」と述べた。

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