BWTアルピーヌF1チームが新車発表イベントに先立ち、エステバン・オコンとピエール・ガスリーを連れ立ってシルバーストン・サーキットで2023年型F1マシン「A523」のシェイクダウンを実施した。

まずオコンがドライビングを担当。2月13日現地午前9時より9周を走ったところでガスリーにステアリングを託した。ガスリーは5.891kmのコースを8周。チームは規定上限の100kmを走り込んだ。

テクニカルディレクターのマット・ハーマンによれば、システムは全て正常に機能していたとの事で、今回のシェイクダウンは成功裏に終わったようだ。

公開された画像は1枚のみ。2月16日(木)に英国ロンドンで正式公開される予定の「A523」の姿は未だ不明だが、アルファタウリから移籍したガスリー曰く、そのフィーリングはかなり良好だったようだ。

「今日はクルマの感触を確かめるために走った。すごく良い感触だった」とガスリー。

「チーム全員が冬を通してマシン開発に精力的に取り組んできたわけで、今日こうして実際にクルマを走らせ、ガレージの皆の顔を見ることができて誇らしく思う」

「木曜の発表会もそうだけど、プレシーズンテストを通してクルマについて更に学んでいくのが楽しみだ」

久々のF1マシンの堪能したオコンは「本当に恋しかった！」と語った。

「こうしてA523をドライブし、このクルマに注ぎ込まれたハードワークと改良を直接体験できたことを光栄に思う」

「初めてコース上でステアリングを握り、一つのマイルストーンに到達することができた。ヴィリー＝シャティヨンとエンストンで働くみんなに感謝したい」

「1周目の走行はいつだって思い出深い。スムーズにいって良かったよ」

チームは2月16日(木)にロンドンでA523を正式に発表し、その後2月23日から25日にかけてバーレーンで行われるプレシーズン・テストに臨む事になる。