ピットレーンを走行するアルピーヌのピエール・ガスリーとエステバン・オコン、2023年7月21日F1ハンガリーGP
Courtesy Of Alpine Racing

ジャック・ドゥーハン、F1メキシコとアブダビのFP1にアルピーヌから出場へ

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BWTアルピーヌF1チームは、来週末に開催されるメキシコシティGPとシーズン最終戦アブダビGPのフリー走行1で、リザーブドライバーを務めるアカデミードライバーのジャック・ドゥーハンを起用すると発表した。

F1レギュレーションは各チームに対して、参戦2戦以下の若手ドライバーを年に最低2回、初日フリー走行で走らせるよう義務付けている。この一環として20歳のオーストラリア人ドライバーは昨年に続き、エルマノス・ロドリゲス・サーキットではピエール・ガスリーのA523を、ヤス・マリーナ・サーキットではエステバン・オコンのマシンをドライブする。

2023年アルピーヌF1チームのリザーブ・ドライバーを務めるジャック・ドゥーハンCourtesy Of Alpine Racing

2023年アルピーヌF1チームのリザーブ・ドライバーを務めるジャック・ドゥーハン

ドゥーハンは今年、FIA-F2選手権に参戦。ハンガリーとベルギーでは連勝を飾り、2度の表彰台とポールポジション1回を獲得してドライバーズ選手権4位につけており、これと並行してF1が行われる週末には、英国エンストンのシミュレーターを通してチームのサポートしている。

「2年連続でグランプリの週末にF1マシンをドライブするチャンスを与えて貰って本当に光栄に思う。チームには本当に感謝している」とドゥーハンは語る。

「今年はリザーブドライバーとしてできるだけ多くを学ぶために、あらゆる機会を活かしてチームと共に懸命に取り組んできた。ステップアップし、チームのためにドライブする準備は整っていると思う」

「2つの週末を通して貢献するために、チームから求められるタスクをこなすことだけに集中するつもりだ」

ドゥーハンについてブルーノ・ファミン暫定チーム代表は「シーズンを通してアルピーヌF1チームのリザーブドライバーとして懸命に働いてきた。その役割を学ぼうとする彼の姿勢は見ていて本当に喜ばしいものだった」と語る。

「彼の最優先事項はアブダビでのF2キャンペーンを最高の形で終えることではあるが、我々は2回のフリー走行を通して彼をサポートし、チームのパフォーマンスに貢献してもらうことを楽しみにしている」

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