笑顔を見せるスクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリー、2022年5月6日F1マイアミGP
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アルファタウリF1、ピエール・ガスリーの2023年続投を正式決定…角田裕毅の残留は発表されず

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チーム代表のフランツ・トストによる「100%確実」との公言から1週間を経てスクーデリア・アルファタウリは6月24日(金)、ピエール・ガスリーが2023年も引き続きチームに留まる事を正式発表した。

昨シーズンは両シートの発表が同時に行われたが、今回はガスリーの残留がアナウンスされたのみで、今季限りで契約が満了を迎える角田裕毅に関する発表はなく、またガスリーの来季チームメイトに関する発表もなかった。

F1モナコGP後にセルジオ・ペレスとレッドブルとの2024年末までの契約延長が発表された事で、ガスリーのシニアチーム復帰の野望は打ち砕かれた。

ガスリーはレッドブルとの間で2023年末までの契約を有しているものの、早期契約解除によってライバルチームに移籍するのではとの憶測が飛び交った。

だが、先週末にモントリオールで開催されたF1カナダGPの週末にトスト代表は、ガスリーが2023年もファエンツァのチームに残留する事は「100%確実」と発言。噂に終止符が打たれた。

ガスリーは残留発表に際して「このチームに5年間在籍し、共に歩んでこれた事、そしてその道のりと進歩を誇りに思っているし、チームに残れることを嬉しく思う」と語った。

「今年導入された新たなレギュレーションによって、僕らは新たな課題に直面する事になった。今後18ヶ月間にわたってチームと共に開発を進めていけることは、将来に向けて大いに役立つはずだ」

トスト代表は「ピエールが2023年まで我々と共にいる事を発表できて本当に嬉しく思う」と述べ、2017年より関係を築いてきた26歳のフランス人ドライバーの残留を歓迎した。

「彼は間違いなくF1で最も優秀かつ競争力あるドライバーの一人であり、我々と過ごした全ての期間においてその能力を証明してきた。ピエールは間違いなく、来シーズンのチームの成功に大きな役割を果たす事になるだろう」

「彼が素晴らしい結果を出し続けられるように競争力あるマシンを提供できるかどうかは我々次第だ」