ピエール・ガスリー「感情的な週末になるだろうな…」6年を過ごしたアルファタウリに別れ
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スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは、F1第22戦アブダビGPが「感情的な週末」になるであろう事を認めた。26歳のフランス人ドライバーは今週末、マレーシアGPでデビューした2017年を含む6年を過ごた伊ファエンツァのチームに別れを告げる。
ラストラン、感情的な週末になりそう…
ピエール・ガスリーF1アブダビGPに向けて
ブラジルでのレースは、またも上手くいかなかった。全力でプッシュしたけどノーポイントという悔しい結果に終わってしまった。これで残すは最終戦のみだ。コンストラクターズ8位を獲得するための最後のチャンスになる。
もちろん、すごく感情的な週末になるだろうね。5年間をともに過ごしてきたチームとの最後のレースだから。
僕らの関係は単なる仕事上のパートナー以上のものだった。エンジニアもメカニックもファクトリーの人たちも、みんな個人的に全員知っているし、プライベートでも同じ時間を過ごしてきた。
ひとつのチームで5年間を過ごしたドライバーはあまりいないんじゃないかと思う。長い時間を過ごしたチームでの最後のレースだ。
チームとはこれまで、たくさんの素晴らしい瞬間をともにしてきた。今週末は何があってもベストを尽くし、良いレース、良い結果で終われるようにしたい。
でもそれとは別に、週末を兎に角、楽しみたいと思っている。共に過ごした過去数年間の素晴らしい瞬間に想いを馳せたい。
昨年のレースは5位だったけど、今年はさほど大きな期待はしていないんだ。というのも今年の僕らのパフォーマンスはレース毎に予測が難しいからね。
今年はポイント圏内を争うのが難しいシーズンだったけど、それでも今週末のレースでそれを諦めるつもりはないし、個人的には最後にもう一度一緒にトップ10フィニッシュすることで、スクーデリア・アルファタウリとの旅を締め括りたいと思ってる。
舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは昨年、オーバーテイクを促進すべくレイアウトが大幅に改修された。全長は5,554mから5,281mへと273m短くなり、低速コーナーの減少に伴いエンジン全開率は上昇し、ラップタイムは13秒高速化した。
2021年のF1アブダビGPは、最終ラップにルイス・ハミルトン(メルセデス)を交わすという史上最大の劇的大逆転でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が初のタイトルを獲得する結果となった。
F1アブダビGPは日本時間11月18日(金)19時からのフリー走行1で幕を開ける。