マクラーレン、F1アブダビGPでラストランの「MCL36」に特別カラー…レバノン人アーティストとコラボ
2022年FIA-F1世界選手権第22戦アブダビGPでマクラーレンは、BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)傘下の電子たばこ「Vuse」との「Driven by Change」キャンペーンの一環としてラストランのMCL36にスペシャルカラーを施す。
リバリーデザインを手掛けたのはレバノン人アーティストのアンナ・タングルズ(Anna Tangles)。彼女が得意とするライン構成のグラフィックにパパイヤオレンジとブルーの配色が取り入れられた。
「Driven by Change」は、過小評価されているクリエイターに対してモータースポーツを通じて世界に作品を発表する場を提供するために昨年、発足されたプログラムだ。
2021年のアブダビGPではアラブ首長国連邦を拠点とするアーティスト、ラバブ・タンタウィのアートワークがMCL35Mのリバリーに採用された。
タンタウィは「生涯のF1ファンとして、自分の作品がグランプリで披露される日が来るとは思ってもいませんでした。すべてDriven by Changeのおかげです」と語った。
このカラーリングは11月16日(水)にヤス・マリーナで開催されるマクラーレンとVuse主催のプライベート・メディア・イベントで初公開される予定だ。
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なおマクラーレンは今年、仮想通貨取引所「OKX」との「Future Mode」キャンペーンに基づき、シンガポールGPと日本GPでもスペシャルカラーのMCL36を走らせている。
舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは昨年、オーバーテイクを促進すべくレイアウトが大幅に改修された。全長は5,554mから5,281mへと273m短くなり、低速コーナーの減少に伴いエンジン全開率は上昇し、ラップタイムは13秒高速化した。
2021年のF1アブダビGPは、最終ラップにルイス・ハミルトン(メルセデス)を交わすという史上最大の劇的大逆転でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が初のタイトルを獲得する結果となった。
F1アブダビGPは日本時間11月18日(金)19時からのフリー走行1で幕を開ける。