ヤス・マリーナ・サーキットを走行するマックス・フェルスタッペンの33号車レッドブル・ホンダRB15、2019年F1アブダビGPフリー走行1にてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

悲鳴上げるエンジン・2度の赤旗、ホンダ勢は2-4発進 / F1アブダビGP《FP1》結果とダイジェスト

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シーズン閉幕を告げるF1世界選手権アブダビGPが、11月29日にヤス・マリーナ・サーキットで開幕を迎え、日本時間18時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのはバルテリ・ボッタス。1分36秒967を記録した。

前戦ブラジルGPでのメカニカルトラブルの影響で、メルセデスは週末に先立ってボッタスに新しいパワーユニットを投入。マイレージに余裕のあるボッタスが、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンをコンマ5秒引き離してトップタイムをマークした。フェルスタッペンの僚友アレックス・アルボンは4番手につけ、ホンダ勢としては2-4。幸先の良いスタートを切った。

金曜午前の現地ヤス島は晴天に恵まれ、セッションは気温26.2℃、路面温度34.9℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは、市街地コース用のC3からC5コンパウンドの3種類を持ち込んだ。

夕暮れ時から夜にかけて行われる予選・決勝とはコンディションが大きく異なるため、各車、2020年シーズン用のテストと位置づけセッションに臨んだ。6連覇を達成したメルセデスは、今季とは異なるフェラーリ型のコンセプトを採用したフロントウイングをテスト。好タイムを刻んだ。

ボッタスとは異なり、マイレージのかさんだパワーユニットを使うルイス・ハミルトンは、セッション途中でエンジンの異常を訴えピットイン。チームはエンジンが「リンプ・ホーム・モード」に入っていたとして、センサー系トラブルが発生していたと発表した。ハミルトンはボッタスからコンマ6秒遅れ3番手でクルマを降りた。

FP1では2度に渡ってレッドフラッグが振られた。残り30分、ルノーのダニエル・リカルドが最終コーナーでエンジンブロー。大量のオイルを巻き上げながら火花を散らし、ランオフエリアにマシンを停めた。セッションは赤旗中断。すぐ後ろを走行していたピエール・ガスリーはオイル塗れとなり、バルテリ・ボッタスは滑りやすくなった路面に足元をすくわれた。

ダニエル・リカルドは「シーズン最後の週末だから、どのコンポーネントも限界に近づいていたんだ。今日の残りのセッションにどの程度影響するかは分からないけど、上手くいく事を祈っている」と語った。エンジンマイレージが厳しいのはルノーに限ったことではない。誰もが寿命間近のエンジンを労りながらの走行強いられた。

ルノーは、トラブルが発生した個体が金曜専用エンジンである事を確認。リカルドに降格ペナルティが科されることはない。

前々日に3人目の子供が生まれたセバスチャン・ベッテルは、開幕前日のメディアセッションをキャンセルしたものの、この日はサーキットに姿を見せた。クルマに乗り込んだベッテルは順調に走行を続けていたものの、チェッカーフラッグまで2分を切ったところで、ターン19への進入の際にスピン。車体後方から鉄製ガードレールに衝突し、左リアを破損。セッションは赤旗中断のまま再開されずに終了となった。

2019年F1第21戦アブダビグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間11月29日(金)22時から1時間半の日程で開催される。

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