夜のヤス・マリーナ・サーキットを走るレッドブルRB14のマックス・フェルスタッペン、F1アブダビGP 2018年11月23日
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フェルスタッペン、大型縁石でフロアを損傷するも「決勝で問題になる事はない」と軽視

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F1第21戦アブダビGP初日プラクティスを終えたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、ターン20に設置された高さ50mmの大型縁石が決勝レースで問題なる事はないとの認識を示した。

FIA国際自動車連盟はグランプリ開幕に先立って、舞台となるヤス・マリーナ・サーキットの最後から2つ目のコーナー間にかなりインパクトのあるコンクリート製の縁石を追加。この施策の背景には、マシンが不必要にコース外に出てタイムを稼ぐのを防ぐ狙いがある。

23日の初日フリー走行では、案の定多くのマシンがこのコーナーでワイドになり、縁石に乗り上げてマシンや縁石そのものを傷付けた。フォース・インディアのエステバン・オコンやハースのロマン・グロージャンはこのトラックリミット対策を批判。危険性を訴えた。

だが、FP2序盤に最も派手に縁石に乗り上げたマックス・フェルスタッペンは「決勝では問題にならないはず」と語り、その存在を特別に重要視することはなかった。フロアにダメージを負ったフェルスタッペンは、低速でピットへと戻り修復を余儀なくされている。

大型縁石でフロアを損傷するも「決勝で問題になる事はない」

マックス・フェルスタッペンFP1: 1位, FP2: 2位

この前のブラジルの時と同じ様に、今回もマシンがかなり上手く機能してるみたいで予想以上に良い感じだよ。セッション開始直後から感触がポジティブだったし、結果として素晴らしいパフォーマンスを示す事ができた。

長い縁石でフロアを擦っちゃって一瞬ドキッとしたけど、それを除けばほぼ順調だった。運良くダメージも少なかったしね。レースではあそこまでラインからワイドに膨らむ事もないから、決勝で縁石が問題になることはないと思うよ。

今回もタイヤマネジメントが好結果のポイントになりそうだけど、今シーズンの僕らはタイヤマネジメントを上手くやれているから、今回も僕らに流れが向くことを祈ってる。タイヤ的にはロングランもショートランも両方良い感じだったから、今のところ進捗には満足だよ。今年最後の金曜日は良い一日になった。これからは予選に照準を定めるよ。


初日をトップで締め括ったのは昨年の勝者バルテリ・ボッタス(Mercedes)。2番手マックス・フェルスタッペン(Red Bull)を0.044秒差で退けた。3番手には0.192秒遅れでダニエル・リカルド(Red Bull)が続く結果となった。

F1アブダビグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間24日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。

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