平川亮、遂にルーキー勢最速「噛み合えばここまでやれる」と小松代表 太鼓判。ベアマン4番手の一方、オコンは迷宮入りか

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2025年F1第24戦アブダビGPの初日、ハースF1チームのリザーブドライバーを務める平川亮が今季5回目となるFP1に出走した。ハースからの出走は、バーレーン、スペイン、メキシコに続く今季4度目だ。

エステバン・オコンに代わって再びVF-25のステアリングを握った平川は、ハードタイヤとミディアムタイヤを使用して計28周を走破。1分24秒934のベストタイムを記録し、この日出走した9名のルーキードライバーの中で最速となる11番手でセッションを終えた。

さらに、ソフトタイヤを使わなかったにもかかわらず、FP1でトップタイムを記録したランド・ノリス(マクラーレン)との差はわずか0.449秒と、レギュラー勢と比較しても実に印象的なパフォーマンスを発揮した。

ヤス・マリーナ・サーキットを周回する平川亮のハースVF-25、2025年12月5日(金) F1アブダビGPフリー走行1Courtesy Of Haas

ヤス・マリーナ・サーキットを周回する平川亮のハースVF-25、2025年12月5日(金) F1アブダビGPフリー走行1

「1周目から攻められた」経験が活きたアブダビ

過去の出走と今回が決定的に異なったのは、平川にとってヤス・マリーナ・サーキットが”経験済みのコース”だった点だ。

「多くを学ぶことができました。今年チャンスをくれたハースとTOYOTA GAZOO Racingに感謝しています」

平川は充実したセッションをこう振り返った。

「かなり良いセッションだったと思います。ようやくF1マシンでテストをしたことのあるサーキットを走ることができました。レイアウトを知っていたので1周目からプッシュできましたし、万遍なくフィードバックを返すことができ、ラップタイムもいい流れで刻んでいくことができました」

「僕らはミディアムタイヤでベストラップを記録した唯一のチームだったので、競争力は本当に高いと思います。見直すべき点は多いですが、それでも良い状態だと思います」

小松代表が認めた「本来のパフォーマンス」

メディアの取材に応じるハースの小松礼雄代表、2025年12月5日(金) F1アブダビGPフリー走行(ヤス・マリーナ・サーキット)Courtesy Of Haas

メディアの取材に応じるハースの小松礼雄代表、2025年12月5日(金) F1アブダビGPフリー走行(ヤス・マリーナ・サーキット)

チームを率いる小松礼雄代表も、平川の仕事ぶりに賛辞を送った。特に、これまでの課題だったブレーキングの改善を高く評価した。

「リョウはFP1で非常に良い仕事をしてくれたと思います。特に燃料が軽い状態での走りが素晴らしかったです」

「これまでの数回の走行で彼はブレーキにあまり満足していませんでしたが、今日は満足していました。つまりそれが整えば、これだけのパフォーマンスを発揮できるということです」

ベアマンは驚異の4番手、オコンは迷宮入りか

ヤス・マリーナ・サーキットを周回するオリバー・ベアマンのハースVF-25、2025年12月5日(金) F1アブダビGPフリー走行1Courtesy Of Haas

ヤス・マリーナ・サーキットを周回するオリバー・ベアマンのハースVF-25、2025年12月5日(金) F1アブダビGPフリー走行1

一方、レギュラードライバーたちの明暗は分かれた。

ルーキーイヤーを過ごすオリバー・ベアマンは、FP1で電気系統のトラブルに見舞われ走行時間を失ったものの、FP2ではソフトタイヤで1分23秒501を叩き出し、堂々の4番手につけた。無線では「このクルマやばいよ! なんでこんなに速いんだ?」と思わず叫ぶ一幕もあった。

「FP1からクルマの調子が良くて、走り出しからすごくいい感触だった」とベアマンは振り返る。

「最初のランでは少しアンダーステアがあったけど、クルマが速く走りたがっているのが分かったんだ。トラブルがあってFP1ではあまり走れなかったけど、ミディアムで1周だけ走ったら、かなりの競争力があった。その流れは午後まで続いたと思う」

「重要なのは、全体の差が本当に小さいってことだ。僕らはトップから0.4秒差だったけど、0.5秒遅れるだけでトップ10から外れる可能性がある。明日は全てを完璧に仕上げることが大事になるだろうね」

ハースのガレージ内でエステバン・オコンおよびレースエンジニアのローラ・ミュラーと話す平川亮、2025年12月5日(金) F1アブダビGPフリー走行(ヤス・マリーナ・サーキット)Courtesy Of Haas

ハースのガレージ内でエステバン・オコンおよびレースエンジニアのローラ・ミュラーと話す平川亮、2025年12月5日(金) F1アブダビGPフリー走行(ヤス・マリーナ・サーキット)

一方で、FP1を欠場したオコンは苦戦を強いられた。FP2の結果は16番手にとどまった。

「今日はどうにもならない感じだ。1周すらまともに走れなかった。どのラップも0.5秒遅れてる。精査すべきことが山ほどある。クルマを自分の望む状態に持っていけていないんだ」とオコンは失望を隠さなかった。

オコンの状況について小松代表は、「ブレーキング、そしてコーナー進入時の安定性に苦しんでいるため、彼のためにより良い妥協点を見つけなければなりません」と語り、予選に向けてオコンにとって最適なセットアップを模索する考えを示した。


2025年F1アブダビGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.363秒で退けた。3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く結果となった。

FP3は日本時間12月6日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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