角田裕毅、Q1敗退の裏に“手に負えない問題”を示唆「大きな何かが欠けていた」 ストレートだけで0.5秒超をロス

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角田裕毅(レーシング・ブルズ)が、2026年F1第13戦イタリアGP予選で17番手に沈んだ背景に、自らの手に負えないマシン側の問題があったことを示唆した。予選Q1の2回のアタックでは、第1セクターのストレートだけで0.5秒以上を失っていたという。

予選前のレーシング・ブルズのガレージでは、メカニックが慌ただしく22号車の作業を続ける姿があった。バッテリー関連のトラブルが発生したともみられているが、詳細は明らかになっていない。また、この問題と角田が予選後に訴えた直線でのタイムロスとの因果関係も不明だ。

角田裕毅、予選Q1で17番手に沈む

ガレージから角田裕毅(レーシング・ブルズ)を送り出すため両腕を広げて合図するメカニック、2026年9月5日(土) F1イタリアGP予選(モンツァ・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージから角田裕毅(レーシング・ブルズ)を送り出すため両腕を広げて合図するメカニック、2026年9月5日(土) F1イタリアGP予選(モンツァ・サーキット)

9月5日(土)にモンツァ・サーキットで行われた公式予選で、角田はQ2進出に0.139秒届かず17番手に終わった。最終的に10番手となったチームメイトのアーヴィッド・リンブラッドとの差は、Q1で1.028秒まで開いた。

角田は予選後、最後のアタックで第3セクターが伸びなかったことについて問われると、核心部分をベールに包むかのように慎重に言葉を選びながら、問題はラップ全体に及んでいたと説明した。

「理由はいくつかあります。第3セクターだけとか、そういう話ではありません。今回の予選では、全体としてもっと大きな何かが欠けていたと思います」

角田によれば、その問題はフリー走行1回目(FP1)の段階から存在していたという。

「チームは解決に向けて懸命に努力してくれましたが、100%解決するのは無理だったと思います。チームの尽力には本当に感謝しています」と角田は語った。

「第1セクターだけで0.5秒以上」直線で大幅ロス

この問題との関係は不明だが、角田は予選を通してストレートで大幅なタイムを失っていたと明かした。

「Q1では、1回目と2回目の走行で、ストレートだけで確か0.5秒以上失っていました。つまり、第1セクターだけでそれだけ失っていました」

「何が起きたのか、何が原因だったのか分かりません。正直、あまり楽しめませんでした」

角田は最初のアタックでリンブラッドとの差を0.303秒に抑えたが、リンブラッドの前方を走った最後のアタックでは自己ベストを更新できず、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)に蹴落とされてQ1敗退となった。

対照的にリンブラッドはQ1を5番手で突破し、両者の差は1.028秒まで拡大。リンブラッドは最終的にQ3まで進み、10番グリッドを獲得した。

「手に負える部分では最大限にやった」

モンツァ・サーキットの観戦スタンド前を疾走する角田裕毅(レーシング・ブルズ)のVCARB 03、2026年9月5日(土) F1イタリアGPフリー走行3回目Courtesy Of Red Bull Content Pool

モンツァ・サーキットの観戦スタンド前を疾走する角田裕毅(レーシング・ブルズ)のVCARB 03、2026年9月5日(土) F1イタリアGPフリー走行3回目

チームメイトに大差で遅れた一方、角田は自身のドライビングについて、ドライバーができる範囲では最大限の仕事ができたとの認識を示した。

角田は「自分でコントロールできる部分については最大限のことができたと思います」としたうえで、「コーナーでの走りだけを見れば、十分に…」と続けたが、その途中でインタビューアーが質問を挟んだため、発言はそこで途切れた。

最高技術責任者のティム・ゴスは予選での角田について「計画通りには進まなかった」と振り返った。

そのうえで、アウトラップにおけるタイヤの熱入れ及びエネルギー回生を通じたバッテリーの充電、それに加えて前走車からトウを得るという3つの要素を、チームとしても「適切にまとめることができなかった」と説明した。

いずれにせよ決勝に向けては、ストレートでの大幅なタイムロスの原因を突き止め、何処まで改善につなげられるかが最大の焦点となる。

角田は、決勝での巻き返しの「チャンスはある」との見方を示しつつ、「FP3から予選までの間は時間がありませんでした。でも決勝に向けてはもう少し時間があるので、とにかく、様子を見守ります」と付け加えた。


2026年F1イタリアGP予選ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が驚愕のポールポジションを獲得。2番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)を0.060秒差で退けた。角田裕毅(レーシング・ブルズ)はQ1敗退に終わった。

決勝レースは日本時間9月6日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周5793mのモンツァ・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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