F1イギリスGPスプリント、裁定で結果変動。ローソンとヒュルケンベルグの審議2件が決着

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2026年F1第9戦イギリスGPのスプリントを経て、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)に警告処分が下された。アイザック・ハジャー(レッドブル)との終盤の一件でFIA国際競技規則(ISC)付則L第IV章第2条bへの違反が認められたが、より重いペナルティを免れ、8位入賞を守り切った。

一方、別件で召喚されていたニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)には、5秒ペナルティが科された。これによりヒュルケンベルグは13位から15位へと降格し、代わってガブリエル・ボルトレート(アウディ)とオリバー・ベアマン(ハース)がそれぞれ13位と14位に昇格した。

ローソンに警告、8位入賞は維持

問題視されたのは、17周のレースの16周目にストウ(ターン15)へと向かう場面でのローソンのドライビングだった。

ローソンは9番手からスタートし、ポイント圏内の8番手を走行する中、背後に迫るハジャーを抑え込んでいたが、ストウへの減速フェーズで進路を変更した疑いが持たれていた。

ローソンは聴聞において、問題の場面はまだフルスロットル状態でブレーキングを開始しておらず、マシンの動きはコーナーに向けた減速と準備の一環であり、ブレーキング中の進路変更ではないと主張した。

一方のハジャーは、ローソンの動きは急激なものであったとしながらも、十分なスペースが残されており接触は避けられたと指摘。この一件はペナルティに値しないとの見解を示した。また、2台のバッテリー残量が異なっていたため、接近速度の判断が難しかった点にも言及した。

ペドロ・ラミーを含む5名のスチュワードはハジャーの動きについて、ブレーキングが明確に始まった後の過度な進路変更には該当しないと判断。さらに、ハジャーに対してローソンは十分なスペースを残していたとも認めた。

加えて、バッテリー残量の違いを背景に2台の速度差が大きかったことから、ローソンがハジャーの接近速度を評価することは難しかったとも指摘した。

しかしながら、より重いペナルティが正当化される状況ではないとしつつも、ローソンの動きはコーナーへの進入時に許容される範囲をわずかに超えていたとして、警告処分を科した。

ヒュルケンベルグ5秒罰で15位降格

一方のヒュルケンベルグは、1周目のコップス(ターン9)でコースを外れて持続的なアドバンテージを得たとされ、5秒ペナルティが科された。

スチュワードによると、エステバン・オコン(ハース)との攻防の最中にヒュルケンベルグは、通常よりもやや高い速度でコップスに進入し、その出口でコースを離れながらもオコンの前にとどまり続けた。ただし、オコンはその翌周にヒュルケンベルグを一時的に追い抜いた。

ヒュルケンベルグは聴聞で、オコンがターンインの際にイン側からオーバーテイクを仕掛けてきたため、接触を避けるためにスペースを残そうとしたことが、コースオフの背景にあると釈明した。

スチュワードはこの説明を受け入れ、酌量事由として考慮したが、コースを離れた主因はヒュルケンベルグが過剰な速度でコーナーに進入したことであると結論づけ、接触を避けようとした事情を酌量したうえで、処分を5秒ペナルティにとどめた。

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