ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシンのティザー (1)
Courtesy Of RB

レッドブルF1追従…RB、2024年の新車ティーザーでプルロッド式への変更が判明

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発表を直前に控えた新車ティザーを見る限り、ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム(旧アルファタウリ)の2024年型F1マシンはレッドブル「RB19」と同じサスペンション・レイアウトを採用するようだ。

ファエンツァのチームは2月8日(木)のラスベガスでのローンチイベントに先立ち、角田裕毅とダニエル・リカルドがドライブする新車のティザー動画をSNSに公開した。

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシンのティザー (3)Courtesy Of RB

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシンのティザー (3)

アルファタウリの2023年型「AT04」はフロントにプッシュロッド式を採用していたが、映像に映るこのクルマはプルロッド式を採用している。リアは昨年同様、プッシュロッドのようだ。

チームとレッドブルは昨年の段階で既に、リブランディングと合わせて兄弟チームとしてのシナジー効果を最大化する方針を示しており、レギュレーションで許されているあらゆるコンポーネントが流用される見通しであったが、この映像によりその一部が確認された格好だ。

昨年の両選手権を席巻したレッドブルRB19はフロントにプルロッド、リアにプッシュロッドを採用した。これはアンチダイブ(前傾防止)とアンチスクワット(後傾防止)により、マシンの荷重変化を抑えてエアロダイナミクスを安定させることを目的の一つにしているものと見られている。

グランドエフェクトカー規定が導入された2022年以降、この構成を採用してきたレッドブルとマクラーレンに続き、今年は新たにザウバーがこれに加わっており、RBも追従する事になりそうだ。

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシンのティザー (1)Courtesy Of RB

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシンのティザー (1)

ティザーでは他に、リアウイングの背面に堂々と掲げられたタイトルスポンサーである「VISA」のロゴや、昨年、複数年に渡るプリンシパル・パートナー契約を締結したポーランドの石油大手、PKNオルレン(PKN ORLEN)と思しきロゴが確認できる。

本来であれば「AT05」と呼ばれるはずであったRBの新車カラーについては、VISAのコーポレートカラーである彩度の高い青に、オルレンの深みのある赤色が組み合わされる事は間違いなさそうだ。結果的にトロ・ロッソ時代を彷彿とさせるカラーが期待される。

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシンのティザー (2)Courtesy Of RB

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシンのティザー (2)

RBの新車に搭載されるのはホンダRBPT製の「RBPTH002」で、シャシーは「RB-01」と命名される見通しだ。