バーレーンGPの舞台、バーレーン・インターナショナル・サーキットの空撮映像(昼間)
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2022 F1バーレーンテスト:開催日程とテレビ放送、ドライバーラインナップ

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3月20日のバーレーン・インターナショナル・サーキットでの2022年シーズン開幕に向けた最後のF1公式テストが、3月10~12日にバーレーンで開催される。

2月に行われたバルセロナテストは、メルセデスの1-2フィニッシュという形で最終日の幕を閉じた。ただ、フェラーリは誰よりも多い439周を走り込んで印象的なラップタイムを残し、レッドブルも信頼性・パフォーマンスの両面で存在感を見せた。

カタロニア・サーキットでの3日間の第1回テストを経て、チームは新導入のグランドエフェクトカー特有のポーパシング現象にどう対処してくるのだろうか。また、大規模なアップデートが予想されるメルセデスとレッドブルはどのような走りを見せてくれるのだろうか。興味は尽きない。

2022年F1バルセロナテストでカタロニア・サーキットを周回するレッドブル・レーシングRB18とスクーデリア・フェラーリF1-75Courtesy Of Red Bull Content Pool / Ferrari S.p.A.

2022年F1バルセロナテストでカタロニア・サーキットを周回するレッドブル・レーシングRB18とスクーデリア・フェラーリF1-75

テストスケジュール

各日ともに現地午前10時(日本時間16時)から19時(日本時間25時)まで、中1時間のランチブレイク(現地14~15時)を挟んで2回のセッションが行われる。赤旗や天候不良の場合には休憩なしで走行が続けられる。

テスト 日時 結果
バーレーンテスト 3月10日(木)
3月11日(金)
3月12日(土)

装着するタイヤや搭載燃料量など、セッションをどのように活用するかはチームに委ねられている。チームが一度にコース上に送り出せるのは1台のマシンのみだ。

テレビ放送・ネット配信

バルセロナで開催された第1回プレシーズンテストとは異なり、バーレーンテストは各国でその模様が放送され、ライブタイミングも配信される。

日本ではフジテレビNEXTが午後のセッションのみをテレビ放送する。またDAZNは全セッションをインターネットでライブ配信する。

DAZNは解説に中野信治、小倉茂徳、田中健一、柴田久仁夫の各氏を迎え、3日間に渡る午前と午後の6回、計24時間のセッションを笹川裕昭、サッシャの実況で完全ライブ配信する。

なお視聴に際してはドコモが窓口の「DAZN for docomo」がお得だ。本家DAZNは去る2月22日に料金を月額3,000円(税込)に値上げしているが、DAZN for docomoであれば4月17日(日)23:59まで旧料金の1,925円(税込)で加入する事ができる。

DAZN for docomo

フジテレビNEXTは浜島裕英、津川哲夫、川井一仁のお馴染みの顔ぶれに加えて解説に元ホンダF1の山本雅史マネージング・ディレクターを迎える。ナビゲーターは小庭康正。

F1テレビ放送:DAZNとフジテレビを徹底比較

ドライバーラインナップ

最大の注目はハースF1チームだ。機材輸送用の貨物機が遅延に見舞われた事で、米国カナポリスのチームは初日開始に間に合わず、午後からの走行を目指して懸命の作業に取り組んでいる

事前通告なしの「一方的」な契約解除を言い渡されたニキータ・マゼピンの後任はケビン・マグヌッセンが務める。それも複数年契約というサプライズだ。

ハースF1チームのピエトロ・フィッティパルディ、2022年3月9日バーレーン・インターナショナル・サーキットにてcopyright Haas

ハースF1チームのピエトロ・フィッティパルディ、2022年3月9日バーレーン・インターナショナル・サーキットにて

まだ全日のドライバーラインナップを発表していないチームもあるが、発表がなされ次第、順次更新するので必要に応じてこのページをフォローされたい。

F1バーレーンテストのドライバーラインアップ
チーム 初日
3月10日(木)
2日目
3月11日(金)
3日目
3月12日(土)
アルファタウリ ピエール・ガスリー 角田裕毅 午前:ピエール・ガスリー
午後:角田裕毅
アストン 午前:セバスチャン・ベッテル
午後:ランス・ストロール
午前:セバスチャン・ベッテル
午後:ランス・ストロール
午前:ランス・ストロール
午後:セバスチャン・ベッテル
ハース 午後:ピエトロ・フィッティパルディ 午前:ミック・シューマッハ
午後:ケビン・マグヌッセン
午前:ケビン・マグヌッセン
午後:ミック・シューマッハ
ウィリアムズ アレックス・アルボン ニコラス・ラティフィ 午前:ニコラス・ラティフィ
午後:アレックス・アルボン
レッドブル セルジオ・ペレス マックス・フェルスタッペン 午前:セルジオ・ペレス
午後:マックス・フェルスタッペン
アルファロメオ 午前:周冠宇
午後:バルテリ・ボッタス
午前:バルテリ・ボッタス
午後:周冠宇
午前:周冠宇
午後:バルテリ・ボッタス
メルセデス 午前:ルイス・ハミルトン
午後:ジョージ・ラッセル
午前:ジョージ・ラッセル
午後:ルイス・ハミルトン
午前:ルイス・ハミルトン
午後:ジョージ・ラッセル
フェラーリ 午前:シャルル・ルクレール
午後:カルロス・サインツ
午前:シャルル・ルクレール
午後:カルロス・サインツ
午前:カルロス・サインツ
午後:シャルル・ルクレール
マクラーレン ランド・ノリス ランド・ノリス ランド・ノリス
アルピーヌ 午前:エステバン・オコン
午後:フェルナンド・アロンソ
エステバン・オコン フェルナンド・アロンソ

ホンダF1パワーユニット技術を採用するレッドブルは、初日にセルジオ・ペレス、2日目にマックス・フェルスタッペンを起用し、最終3日目は午前と午後で作業を分担させる計画だ。

またスクーデリア・アルファタウリは初日にピエール・ガスリー、2日目に角田裕毅を起用し、シニアチームと同じ様に最終3日目を分担制とした。