ピエール・ガスリーとアレックス・アルボン
Courtesy Of Red Bull Content Pool

来季レッドブル・ホンダはガスリーかアルボンの2択、クビアトは2020年もトロロッソに在籍

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レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコはSky Sportsに対して、公表はしていないものの、内部的にはダニール・クビアトの来季トロロッソ・ホンダは確定事項であり、レッドブル・ホンダの空きシートはピエール・ガスリーとアレックス・アルボンの2択である明らかにした。

マックス・フェルスタッペンは来季2020年シーズンもレッドブル・ホンダの一員としてF1を戦う事が決まっているが、もう1台のシートは未定。シンガポールGP予選に先立ってインタビューに応えたヘルムート・マルコは、ドイツGPでファエンツァのチームにチーム史上2度目の表彰台をもたらしたクビアトについて、少なくとも来季トップチーム入りの可能性はないと断言した。

フェルスタッペンのチームメイトを務め、タイトル争いに挑むのはアルボンとガスリーのどちらになるのだろうか? ヘルムート・マルコは、10月27日に開催されるF1第18戦メキシコGPまでの成績を元に、来季RB16のステアリングを握るドライバーを決定する考えを示した。

ピエール・ガスリーは昨季トロロッソ・ホンダの活躍を先導し、自ら次のキャリアを切り開いたものの、今季前半12戦を終えてフェルスタッペンに大きく見劣りする成績に終わった。予選での速さがないこともさる事ながら「レース中に追い抜けないのは致命的」として、チームは第12戦ハンガリーを以てガスリーを降格とし、代わりにアレックス・アルボンをRB15に座らせる決断を下した。

日産e.damsからF1への電撃的転向を果たしたアレックス・アルボンは、レッドブル・ホンダでの初戦となったスパでエンジン降格によって最後尾からスタートするも、見事キャリアベストの5位でフィニッシュ。その翌戦のイタリアGPでも6位入賞を果たした。なおトロ・ロッソに舞い戻ったガスリーもスパで9位、モンツァでは11位と健闘している。

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