セバスチャン・ベッテル
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自らの責によらない理由で選手権争い崖っぷちに追い込まれたベッテル、フェラーリチームを擁護

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負けられないレースをマシントラブルによってリタイヤしたセバスチャン・ベッテル、F1日本グランプリ決勝ではノーポイントに終わり、ランキングリーダーのルイス・ハミルトンとのポイント差は59と大きく広がった。2017年シーズンに残されたのは僅かに後4戦のみ。自力での逆転チャンピオンは不可能な状況に追い込まれている。

スパークプラグに問題が生じ早々に鈴鹿のコースを去ったベッテルは、落胆しながらもスクーデリア・フェラーリの面々を擁護する発言をした。

「物事が悪い時に批判されるのも仕事の1つさ。でも僕はチームを守らなきゃならない。彼らは今まで素晴らしい仕事をしてきたんだからね。2戦連続で信頼性の問題が出てしまったのは残念だよ。残りの4レースに向けて、何が起こったのかを知っておかなきゃならない」

「でも、まだ今シーズンのチャンスが無くなったわけじゃない。僕らがコントロールできる事は多くないけど、全体としてはチームは良い方向に進んでいると思うんだ。レース毎に改善しているし、皆が思っている以上に多くのポジティブな点を得ているのは間違いないよ。でも、今日はそういう日じゃなかったね」

今シーズンのポイントは1位から10位までに付与され、25-18-15-12-10-8-6-4-2-1のポイント配分となっている。残り4戦全てを勝ったとしてもベッテルが手に入れられるのは100ポイント、ハミルトンとしては4レースで42ポイント以上を稼げば良いので、残りの全戦を4位で終えたとしても年間チャンピオンとなる。

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