来年のエンジンパートナーであるホンダの母国に乗り込んだトロ・ロッソ、初日フリー走行を終えてカルロス・サインツが17番手、ピエール・ガスリーが18番手という結果を残した。
午前のFP1では新しいエアロパッケージをテストしていたものの、ヘアピンからの立ち上がりで縁石に乗り上げすぎたサインツがまさかのクラッシュ。午後のFP2に向けて、メカニックは懸命の修復作業を強いられた。
今週末エンジン交換をしたサインツは、日曜の決勝で20グリッド降格を受ける見込みとなっており、チームは土曜午前のフリー走行でガスリーとサインツのプログラムを分ける。最後尾スタートが決定しているサインツは、決勝レースを見据えたマシンセットアップを、ガスリーは予選で勝負できるようプログラムを消化する予定だ。
トロ・ロッソは金曜のフリー走行に先駆けて、6基目のMGU-Hと5基目のICE、そしてターボチャジャーをサインツのマシンに投入している。
トロ・ロッソ、F1日本GP初日を振り返る
ピエール・ガスリーFP1: 18位, FP2: no time
周回数という意味では楽しい一日じゃなかったね…でも、鈴鹿に戻ってこれて嬉しいし、今朝のFP1では幾らか走れたしね。午後の2回目のフリー走行では天気が悪くてガレージから出られなかったもんだから、トータル的にはあまり走れない日になっちゃったよ。
でも、きちんとデータ取りができたし、パフォーマンスを向上させるために明日に向けてやらなきゃならない仕事が残ってるんだ。マレーシアの時よりははるかに良い感じだし、個人的には満足してるよ。でも、もう少しペースを見つけないとね。予選に向けてはもう一回走れるチャンスがあるから、明日が本当に楽しみだよ。
カルロス・サインツFP1: 17位, FP2: no time
あぁー厳しい一日になっちゃったよ。FP1でのクラッシュはちょっと痛かったなぁ…あんな事になるなんて思ってもいなかったんだ。アウト側の縁石に少し乗りすぎてスピンしちゃって、そのままバリアにぶつかったんだ。映像で見直したらかなり酷い事故に見えたけど、コックピットの中にいた僕にとっては、運良く大事には至らなかったよ。
鈴鹿では、ちょっとしたミスが大きな代償に繋がるって事を忘れちゃいけないんだけどね。。メカニックのおかげでFP2でコースに戻ることができて良かったよ。皆いつものように素晴らしい仕事をしてくれたんだ。走る準備はできてたんだけど、残念ながら気象条件が良くなくてそれは叶わなかったね。走れたのはインストールラップだけだったから。明日はもっと良い日になるといいな！
2017年第16戦F1日本GP三回目のフリー走行は、10月7日(金)12時から、予選は同日15時から三重県鈴鹿サーキットで行われる。
