レッドブル「RB13の不得手な市街地だけど、チャンスはある」F1アゼルバイジャンGP 2017《Preview》
23日(金)から始まる第8戦F1アゼルバイジャンGPに向けて、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドがそれぞれコメントを発表した。
舞台となるのは、アゼルバイジャンの首都バクーに仮設されるバクー市街地コース、市街地サーキットを不得手とするレッドブルの今季マシンRB13であるが、昨年の予選で3番グリッドを獲得したリカルドは、他のストリートサーキットに比べれば、ここでレッドブルが競争力を発揮するのは幾らか容易であると語る。
昨年よりF1カレンダーに登場したバクーは、1周6キロもの長さを誇るテクニカルなコース。8コーナーから11コーナーにかけては、F1カレンダー中最もコース幅が狭いセクションとなっている。
レッドブル:F1アゼルバイジャンGPに向けて
マックス・フェルスタッペンコース幅の強弱が凄い
僕に言わせれば、バクーは特別なストリートサーキットだよ。コース幅がかなり広いセクションがあるだけじゃなくて、F1サーキットの中で最もタイトなセクションもあるんだから。すごい独特なところだよ。モナコは狭くてチャレンジングだって思われてるけど、バクーのセクター2はそれより狭いんだもん。
旧市街地を駆け抜けてお城を通り過ぎる時は、観光客になったような最高の気分だし、楽しいよ。難しいところでもあるけどね。このセクションは僕のお気に入りなんだ。ストレートでの速度は速いけど、あまりに長いもんだからずっと道が続いているような感じがするんだ。少しリラックスできちゃう位だよ。
滞在先のホテルは新しくて凄く良いとこなんだ。パドックのすぐ近くの場所にあるもんだから、去年は街に出かけようと思わなかったよ。でも、旧市街は走ってて楽しい所だし、今年は夜にどこかに出かけてみないとなぁって思ってるんだ。
ダニエル・リカルドホテルからはサーキットが一望できる
今年こそは街の探索に出てみたいね。僕らのホテルはサーキットの中にあるからすごく便利なんだけど、便利すぎちゃってそこから外に出なくなっちゃうんだよ。ホテルの最上階からの眺めは最高だし、ジムからは街とコースが全部見渡せるんだ。凄いよね。
コースは楽しいから、今年もバクーに行くのを楽しみにしてるんだ。他の公道コースも僕的にはワクワクするし、そもそも僕はそういうコースが好きなんだけど、そういう所は僕らのマシンには合わないからね。でもここなら色んなチャンスがあるんだ。
見た目通りここはコース幅がすごく狭いサーキットだし、他のサーキットでは見られないコーナーがたくさんあるよね。お城の脇を走る時のラインには何通りかあるんだけど、これがまたすっごいタフなんだよ。ストレートはめちゃくちゃ長いから、考える余裕ができるんだけど、これは良いことだね。コーナーはテクニカルだからマジで集中しないとならないんだ。
2017年第8戦F1アゼルバイジャンGPは、6月23日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。開催日程・結果・最新ニュース・サーキットガイドなど、アゼルバイジャンGPに関する情報については、F1アゼルバイジャンGP特設ページをご覧あれ。