メキーズ代表「ユーキに感謝したい」最終戦での角田裕毅の献身を強調、物議の判定には「驚き」も…

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レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキーズは、2025年F1最終戦アブダビGPを終えて、チームでのラストレースとなった角田裕毅に深い感謝を示した。自身の成績よりもチームと僚友を優先する姿勢が際立った週末だった。

角田はこの最終戦で、逆転タイトルを狙うマックス・フェルスタッペンのために徹底して黒子に徹した。

予選Q3では自身のアタック機会を削ってフェルスタッペンにトウを渡し、ポールポジション獲得をアシスト。決勝ではピット戦略を調整し、ランド・ノリス(マクラーレン)の前に立ちはだかり、タイムを削る防衛役を担った。

さらに、フリー走行でアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と接触したことで旧型フロアへ戻さざるを得なかった背景には、最新スペックのパーツをタイトル争いの最前線にいるフェルスタッペンために温存するというチーム事情もあったとみられる。

レース後、メキーズは角田の働きについて次のように語った。

「ユーキに感謝したい。今日も、そして昨夜(予選)もチームプレイヤーとしての役割を担ってくれた。そして、今シーズンを通して決して諦めなかったことにも感謝している」

角田の献身は数字としては残らなかったが、チーム代表の記憶には確かに刻まれたようだ。

ノリス不問、角田ペナルティ裁定に「驚いた」

レース中、角田はノリスに対するディフェンスで「複数回にわたって進路を変更した」と判定され、5秒ペナルティを科された。

ターン6へと向かうストレートで角田が、ノリスにスリップストリームを与えぬようマシンを左右に振った際、ノリスはコース外に飛び出した状態でオーバーテイクを敢行した。

通常であればコース外走行による追い抜きはペナルティの対象となるが、スチュワードは「角田の進路変更により押し出された」と判断。ガイドラインの「押し出された場合はコース外走行とみなさない」という規定を適用し、ノリスを不問とした。この裁定についてはSNS上で一部ファンの間で物議となっている。

メキーズはスチュワードの難しい立場に理解を示しつつも、自身の見解とは異なる裁定であったことを示唆した。

「驚いたよ。驚いた。ただ、この種の状況で判断を下さなければならないスチュワードの仕事が、極めて最も難しいのも事実だ」

一方でメキーズは、「最終的にはレースやチャンピオンシップの結果に影響はなかった」とも語り、自身初となるワールドチャンピオンを獲得したノリスに祝福の言葉を贈った。


2025年F1最終第24戦アブダビGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季最多となる8勝目をポール・トゥ・ウインで飾ったが、ランド・ノリス(マクラーレン)が3位でフィニッシュし、自身初のワールドチャンピオンに輝いた。

史上最多の24戦となった2025年シーズンはアブダビでフィナーレを迎えた。新たな技術レギュレーションが導入される未知の2026年シーズンは、3月6日のオーストラリアGPで幕を開ける。

F1サーカスは決勝後のアブダビテストを経てウィンターブレイクに入るが、その休息は長くない。1月26日〜30日にはバルセロナで非公開の合同テストが行われ、2月には11日〜13日と18日〜20日の2回に分けて公式プレシーズンテストが実施される。

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