
F2王者フォルナローリ、マクラーレンF1テスト兼開発に就任―ピアストリ級の逸材。マカオ覇者と15歳新星を含む3名育成入り
マクラーレン・レーシングは2025年シーズンの最終戦アブダビGPを週末に控えた12月2日、ドライバー育成プログラムに3名のドライバーが加入すると発表した。
その筆頭は2025年のFIA-F2選手権を制したレオナルド・フォルナローリだ。さらに、2019年のマカオGP王者リチャード・フェルシュホー、2025年のカート欧州王者クリスチャン・コストヤという実力者が名を連ねる。
F1直結、テスト兼開発ドライバーに就任
Courtesy Of Formula Motorsport Limited
FIA-F2選手権チャンピオンに輝いたレオナルド・フォルナローリ(インヴィクタ・レーシング)
20歳のイタリア人ドライバー、フォルナローリは今季、F2のフィーチャーレースとスプリントレースで4勝、5度の表彰台を重ねる強さを見せた。
特筆すべきは、2024年のFIA-F3選手権タイトルに続き、ステップアップ初年度でF2タイトルを獲得した点だ。F3とF2の“バック・トゥ・バック制覇”は史上3人のみ。現在マクラーレンF1に所属するオスカー・ピアストリ、そして同プログラムの卒業生ガブリエル・ボルトレートに続く快挙であり、その才能は折り紙付きだ。
さらに前身シリーズまで含めても、2016年にGP3、翌年にF2を制したシャルル・ルクレール、2017年にGP3、2018年にF2を制したジョージ・ラッセル、そして2005年にF3ユーロ、2006年にGP2を制覇したルイス・ハミルトンを合わせた5名のみ。錚々たる顔ぶれだ。
フォルナローリは今後、育成プログラムの一環としてF1チームのテスト兼開発ドライバーを務める。
「再びコース上で結果を残せたシーズンを経て、マクラーレンの育成プログラムに参加できるなんて、本当に誇らしい」
フォルナローリはそう喜びを語る。
「F3とF2のタイトルを両方獲得できたのは、僕のキャリアで大きな意味を持つステップだった。最高峰で戦うという目標に向けて、このプログラムを通じて次の段階に進みたい」
「チャンスをくれたマクラーレンと、これまで支えてくれた全ての人に感謝している」
経験豊富な24歳と15歳の新星
Courtesy Of McLaren
マクラーレンのドライバー育成プログラム加入が発表されたリチャード・フェルシュホー
オランダ出身の24歳フェルシュホーは、豊富なシングルシーター経験を評価されての加入となった。2019年にはマカオGP(FIA F3ワールドカップ)を制しており、2025年のF2では最終戦を前にランキング3位につける。
「マクラーレンの育成プログラムの一員になれて嬉しい。成長を後押ししてくれるマクラーレンに感謝している。これから数ヶ月、チームとハードワークに取り組むのが楽しみだ」
Courtesy Of McLaren
マクラーレンのドライバー育成プログラム加入が発表されたクリスチャン・コストヤ
スペイン出身の15歳、コストヤは将来への投資だ。2025年のFIAカート欧州選手権を制し、カート世界選手権でも準優勝に輝いた有望株で、2026年1月にヤス・マリーナ・サーキットで開幕するF4中東選手権でシングルシーターデビューを飾る予定だ。
拡大するレース活動への布陣強化
今回の3名加入により、マクラーレンの育成プログラムはパトリシオ・オワードらを含む9名体制となった。
マクラーレン・レーシングの最高業務責任者を務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラービは、今回の補強についてこう語る。
「2025年のF2王者レオナルド・フォルナローリ、F2のトップランナーであるリチャード・フェルシュホー、そして実績あるカート王者クリスチャン・コストヤを迎えられたことを嬉しく思う。3人は今季、それぞれのカテゴリーで複数の勝利と強い走りを見せてきた」
「広がり続ける我々のレース活動に対応するため、育成パイプラインの強化は不可欠だ。2026年、彼らがそれぞれの段階で成長できるよう支えていきたい」