若干14歳 …F1王者の娘エッラ・ハッキネンがマクラーレン育成に電撃加入―プログラム拡大、F1アカデミーは2台体制へ

  • Published: Updated:
  • Googleで優先するソースとして追加する

マクラーレン・レーシングがドライバー育成プログラムを拡大し、新たに2名の女性ドライバーを採用した。長年のパートナーであるNEOM(サウジアラビアの開発プロジェクト)との協力のもと、女性限定シリーズ「F1アカデミー」へのエントリーも2台体制へ強化する。

2台目のマシンは「F1アカデミー・マクラーレン・オクサゴン」として参戦。プログラムには2名の新たな才能が加わり、女性ドライバーは3名へと拡大する。奇しくもその3名のファーストネームはいずれも「Ella」だ。

マクラーレン・ドライバー育成プログラムに所属するエッラ・ハッキネン、エラ・スティーブンス、エラ・ロイド、英国ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターにて、2025年11月17日Courtesy Of McLaren

マクラーレン・ドライバー育成プログラムに所属するエッラ・ハッキネン、エラ・スティーブンス、エラ・ロイド、英国ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターにて、2025年11月17日

最年少は“ハッキネンの娘”、14歳

プログラム最年少として加入するのは、14歳のエッラ・ハッキネン(Ella Häkkinen)だ。父はF1で2度の世界王者となったミカ・ハッキネンだが、彼女の歩みは七光りだけでは語れない。

2024年のチャンピオンズ・オブ・ザ・フューチャー・アカデミー(クレモナ)で国際カートレース初勝利を挙げ、その後もヨーロッパ各地で勝利と表彰台を重ねている。

エッラは2027年のシングルシーター・デビューを目指しており、マクラーレンの育成ドライバーとして、その準備を進めることになる。

英国カート界の逸材スティーブンスも加入

マクラーレンのドライバー育成プログラムへの加入が発表されたエラ・スティーブンス、2025年11月17日英国ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターにてCourtesy Of McLaren

マクラーレンのドライバー育成プログラムへの加入が発表されたエラ・スティーブンス、2025年11月17日英国ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターにて

もう一人の新加入は、英国グロスターシャー出身のエラ・スティーブンス(Ella Stevens/19歳)だ。彼女はカートキャリアで際立つ実績を残してきた。直近では2025年英国KZ2カート選手権で準チャンピオンを獲得。英国最高峰クラスで勝利を挙げた唯一の女性ドライバーとして知られる。

スティーブンスは2026年、既存メンバーのエラ・ロイド(Ella Lloyd)と共にF1アカデミーのグリッドへ並ぶ。2台のマシンはロダン・モータースポーツが運営する。

マクラーレン、女性参画を推進

マクラーレンは長年、サーキット内外で女性の活躍を推進してきた。今回の体制強化も、その姿勢を示すものだ。マクラーレンのザク・ブラウンCEOは次のように語った。

「モータースポーツにおける女性の比率を高めるには、まだやるべきことが多いと認識している。だが、この分野で我々が重ねてきた前進には誇りを感じている」

「優れた女性カートドライバー、レーサー、エンジニア、メカニック、マーケター、会計士など、あらゆる女性が、我々のスポーツに開かれた道があることを、そしてこの数年で勢いを増してきた流れを本気で継続しようとしていることを感じてくれたら嬉しい」