進むマクラーレンの育成刷新―ダンに続き3名離脱、18歳デ・パーロを抜擢

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マクラーレン・レーシングが、イタリア出身の18歳、マッテオ・デ・パーロをドライバー育成プログラムに迎え入れた。2025年F1第21戦サンパウロGP決勝の翌日、11月10日に発表した。

同時に、ウーゴ・ウゴチュクウ、マルティニウス・ステンスホーナ、そして元F1ドライバーのルカ・バドエルの息子ブランド・バドエルの3名が、2025年末をもって育成プログラムを離脱することも明らかにされた。チームは「彼らの貢献に感謝し、今後の活躍を心から願う」とコメントした。

なお、マクラーレンは今年10月にも、オーストリアGPとイタリアGPでFP1出走を果たして注目を集めたアレックス・ダンとの契約を終了しており、育成ドライバー体制は大幅な刷新が進んでいる。

4勝を挙げたFRECAの新星、マクラーレンへ

ローマ出身のデ・パーロは、今季のフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権(FRECA)にトライデント・モータースポーツから参戦し、4勝を挙げてシリーズランキング2位を獲得。安定した速さと成長曲線が評価され、マクラーレンへの抜擢につながった。

モータースポーツの世界に足を踏み入れたのは2016年。WSKスーパー・マスター・シリーズやFIAカーティング・アカデミー・トロフィーなどで上位を争い、早くからその才能を示してきた。

シングルシーター・デビューは2023年。カンポス・レーシングからスペインF4選手権に参戦し、デビューシーズンで1勝と3度の表彰台を獲得。翌2024年にFRECAへステップアップし、わずか2年でトップチームの目に留まる存在へと成長した。

今後は11月16日に開催される第72回マカオGPにおいて、「パパイヤカラー」のマシンで参戦する予定であり、2026年にはFIA-F3への昇格が見込まれている。

ブラヴィ「成長を支援」デ・パーロ「大きな名誉」

マクラーレンのチーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)であり、育成プログラムを統括するアレッサンドロ・アルンニ・ブラービは、デ・パーロ加入について次のようにコメントした。

「マッテオは近年著しい成長を遂げており、非常に有望な若手だ。彼の適応力と一貫性、そして確実な進歩は目を見張るものがある。我々は彼のドライビングスキルだけでなく、プロフェッショナルとしての総合的な成長も支援していく」

デ・パーロ本人も、加入の喜びを隠さない。

「マクラーレンの育成プログラムに加入できるのは大きな名誉だ。若手育成の実績あるチームで学べることを楽しみにしている。ザク(ブラウンCEO)、アレッサンドロ、そしてマクラーレンの皆に感謝している。パパイヤカラーのマシンで走るのが待ち遠しい」

マクラーレンは現在、F1、インディカー、F1アカデミー、そしてeスポーツチーム「McLaren Shadow」の4カテゴリーで活動している。さらに、2027年には世界耐久選手権(WEC)への参戦も控えており、同プログラムはこれら複数のカテゴリーを横断する構造を持つ。