
角田裕毅、19番手惨敗の原因は「チーム側の重大なミス」―異常設定で”驚異的ペース”失われ…メキーズ謝罪
2025年F1第22戦ラスベガスGPの公式予選で角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、僚友マックス・フェルスタッペンから3.340秒遅れという信じがたいタイムで19番手に沈み、2戦連続、今季6回目のQ1敗退を喫した。
初日のFP1では3番手タイムを記録するなど、好調な兆しを見せていた角田。それだけに、この予選結果はあまりにも不可解であり、本人もセッション直後のインタビューでは困惑と苛立ちを隠せなかった。
「どういうわけか、グリップが全くありませんでした。完全に氷の上を走っているみたいで…できることは全部やったのですが、変な感じでした」
「あのタイヤセットに何が起きていたのか、分からないんです。理解できないというか……すごく奇妙な感じでした。今日までは驚くべきペースを発揮できていて、これまでで一番と言っていいくらいだっただけに、本当に厳しいです」
Courtesy Of Red Bull Content Pool
2025年F1第22戦ラスベガスGPの予選で、ウエットコンディションの中RB21を運転する角田裕毅(レッドブル)、2025年11月21日ラスベガス・市街地コース
チーム代表が謝罪「内圧設定に大きなミス」
だがその後、この不可解な失速の原因が、チーム側の「重大なミス」によるものであることが判明した。
チーム代表のローラン・メキーズは、角田のマシンに装着されたタイヤの内圧設定に誤りがあったことを認め、全面的に謝罪した。
「ユーキについては、我々の責任だ。タイヤの空気圧の設定で重大なミスがあり、競争力を持ちようのない状態で走らせてしまった」とメキーズは説明する。
「チームとして彼に謝らなければならない。あってはならないことだが、起きてしまった以上、学んで強く戻るしかない。彼は週末ずっと良いリズムで走れていただけに、チャンスを奪ってしまったのは痛恨の極みだ」
好調だっただけに募る悔しさ
原因が判明した後、角田はプレスリリースを通じて改めてコメントを発表。自身のドライビングミスではなく、物理的にグリップしない状態だったことを受け入れつつも、好機を逸した無念さをにじませた。
「前にエクストリームウェットを使った時はこんな感じではなく、かなりの速さを発揮できていたので、今回3秒も遅かったことは理解できませんでした。明らかに何かがおかしく、ちゃんと機能していないと感じていました」
「今は空気圧が本来あるべき値とかけ離れていたと分かっていて、それがQ1全体で抱えていた問題の原因であることが判明したわけですが、そのような状況でも自分にできることは全部やり切りました」
「悔しいですし、残念です。予選までは週末ずっと勢いがあって、チームに加わって以来、一番と言っていいくらいペースが良かったので。明日はどうにかして結果を残すために、全力を尽くすしかありません」
最後尾近くからのスタートとなる決勝レース。本来の速さを取り戻したマシンで、角田がどこまで巻き返せるかに注目が集まる。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
2025年F1第22戦ラスベガスGPの予選で、ウエットコンディションの中RB21を運転する角田裕毅(レッドブル)、2025年11月21日ラスベガス・市街地コース
雨に見舞われた2025年F1ラスベガスGP予選では、ランド・ノリス(マクラーレン)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抑えてポールポジションを獲得。3番手にはカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が続いた。
決勝レースは日本時間11月22日(日)13時にフォーメーションラップが開始され、1周6,201mのラスベガス市街地コースを50周してチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。