浮かれぬ角田裕毅「これでは不十分」3番手発進でペースに手応えも─ラスベガス初日の光と影

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2025年F1第22戦ラスベガスGPの初日、角田裕毅(レッドブル・レーシング)はFP1で3番手タイムを刻み、チームメイトのマックス・フェルスタッペンを0.038秒上回った。

だが、角田が手放しで喜ぶことはなかった。FP2では黄旗と赤旗に翻弄されてソフトタイヤでのアタックが実施できず、15番手に沈んだ。

「まだFP2が終わったばかりですし、あまり速くなかった気がします。フェラーリはかなり速そうですし、上位4チームはかなり拮抗しているので、クルマからもう少しスピードを引き出す必要があると思います」

残り3戦で来季シート確保を争う角田にとって、FP1での3番手は前向きな材料だ。だが角田は決して浮かれない。明日の予選で上位争いができるかは、今夜のセットアップ作業次第——角田は冷静に現状を分析する。

フリー走行2でレッドブルRB21を駆る角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月20日(木) F1ラスベガスGP(ラスベガス市街地コース)Courtesy Of Red Bull Content Pool

フリー走行2でレッドブルRB21を駆る角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月20日(木) F1ラスベガスGP(ラスベガス市街地コース)

FP1で存在感、フェルスタッペンを上回る

角田はFP1で序盤から安定した速さを見せ、最終的に3番手を記録。フェルスタッペンをわずか0.038秒差で抑え込み、シート争いが佳境を迎える中、存在感を示した。

セッション後、角田は「今日は全体的に、初日の締め括りとしては良い手応えがありました」と振り返った。

「このクルマのことが分かってきました。特にこの手の低グリップのサーキットでは、コントロールし続けなければならないという点で、クルマに対する自信が求められますが、自信を持ってコントロールできているという部分が少しでも見えているので、その点は良かったと思います」

FP2は黄旗と赤旗に翻弄

一転してFP2は思うように走れなかった。ミディアムタイヤでのアタックでは、セクター3で遅れを取り、フェルスタッペンから0.587秒遅れ。ソフトタイヤでのアタックは、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)を起因とする黄旗で中断を強いられた。

さらに、再びアタックを試みるも、今度はマンホールの蓋の緩みによる赤旗でセッション中断となり、最終的に15番手に沈んだ。ただ、この結果は本来のペースを示すものではない。

「残念ながらFP2では問題(※赤旗のこと)がありましたが、ペース自体はあると思います」と角田は語る。

「(FP2では)FP1とは少し違う感触の部分もありましたが、学びの一部ですし、セッションを通して完全ではないものの、良い方向に挽回できましたし、収穫もありました」

角田がFP2でパフォーマンスを引き出すことに苦戦した理由は定かでないが、レッドブルが2台でセットアップを分け、比較検証に取り組んでいたことは分かっている。

ラスベガス市街地コースのピットレーンを走行する角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月20日F1ラスベガスGP FP2Courtesy Of Red Bull Content Pool

ラスベガス市街地コースのピットレーンを走行する角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年11月20日F1ラスベガスGP FP2

「今夜の作業次第」—明日に向けた課題

明日の予選、そして土曜の決勝に向けて、角田は慎重ながらも前向きな姿勢を崩さない。フェラーリ勢の好調さを認めつつも、セットアップ面での改善を”確信”している。

「スピードはまだ十分ではありませんが、2台のセットアップ比較を通して、明日に向けて何か良い方法を見つけられるはずです」

FP3は日本時間11月22日(土)9時30分から、予選は同13時から行われる。角田が“今夜の仕事”の成果を見せられるかどうか、注目だ。


2025年F1ラスベガスGPのFP2は、2度の赤旗により勢力図を占うには不十分な内容となったが、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムで初日を締め括った。

FP3は日本時間11月22日(土)9時30分から、公式予選は同13時から1時間にわたってラスベガス市街地コースで開催される。各セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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