2025年F1イギリスGP《初日》ハイライト動画：吹き荒れる突風、派手なスピンが続出―角田は挽回必須の展開に
2025年FIA F1世界選手権第12戦イギリスGPの金曜プラクティスは、ランド・ノリス（マクラーレン）が初日を締めくくる結果となった。2番手にはシャルル・ルクレール、FP1で最速をマークしたルイス・ハミルトンは0.079秒差で3番手につけ、フェラーリ勢が揃って上位に食い込んだ。
FP1でアーヴィッド・リンブラッドにクルマを譲ったため、角田裕毅（レッドブル）はFP2から走行。チームメイトから0.666秒もの遅れを取る15番手にとどまり、大幅な改善が求められる厳しい滑り出しとなった。
フリー走行1：ハイライト動画
シルバーストン・サーキットで12年連続の表彰台、9勝を誇るハミルトンは、ノリスをわずか0.023秒上回り、フェラーリ移籍後初めてフリー走行でトップタイムを記録した。
角田に代わって自身初の公式F1セッションに臨んだ17歳のイギリス人ドライバー、リンブラッドは、同じRB21を駆るマックス・フェルスタッペンから0.526秒遅れの14番手と、印象的な走りを披露した。
突風の影響か、この日は激しいスピンが目立った。高速のコプス（ターン9）では、ボルトレートが時速300km近い速度で720度スピン。ピエール・ガスリー（アルピーヌ）も同コーナーの出口縁石に乗り上げ、360度スピンを喫した。
フリー走行2：ハイライト動画
FP1に続き、FP2ではカルロス・サインツ（ウィリアムズ）が高速のコプス（ターン9）へ向かう短いストレートの手前でスピン。再始動の際にニコ・ヒュルケンベルグ（ザウバー）に回避行動を強いたとして、警告処分を受けた。
2025年F1イギリスGPの3回目フリー走行は日本時間7月5日(土)19時30分から、公式予選は23時から、1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
