ホスピタリティに向かうカルロス・サインツ(ウィリアムズ)、2025年6月13日(金) F1カナダGP(ジル・ビルヌーブ・サーキット)
Courtesy Of Williams

F1イギリスGP:カルロス・サインツ召喚、競技規則違反疑惑で

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2025年F1第12戦イギリスGPの金曜フリー走行2回目(FP2)において、「潜在的に危険な走行」をした疑いがあるとして、ウィリアムズのカルロス・サインツがセッション後に召喚された。

ヴィタントニオ・リウッツィを含む4名のスチュワードは、F1競技規則第33条4項違反に該当する可能性があるとして、現地時間同日17時25分より聴聞を実施するとの通達を出した。

問題の場面は、セッション序盤のラフフィールドコーナー(ターン7)出口で発生した。スピンを喫したサインツはコース上に停止したのち、後方からニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が接近する中で再始動した。

また、このスピンに際しては、コントロールを失いルイス・ハミルトン(フェラーリ)にあわや接触かという場面もあった。

第33条4項違反については、場合によってはフリー走行中のインシデントであっても、グリッド降格ペナルティが科せられる可能性がある。

今季フェラーリからウィリアムズへと移籍したサインツだが、その船出は決して順風満帆とは言い難い。開幕から11戦を終えた時点で、チームメイトのアレックス・アルボンが42ポイントを獲得しているのに対し、サインツは13ポイントにとどまっている。

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