F1アブダビ予選:リアム・ローソンが見た僅差の壁と決勝での可能性、ハース&アルピーヌに匹敵できず
2024年F1アブダビGPの予選を12番手で終えたリアム・ローソン(RBフォーミュラ1)は、シングルラップでの敗北を振り返りつつ、決勝ではハースやアルピーヌとレースペースで張り合えることを期待しているとしたが、その可能性については慎重な姿勢を見せた。
僅差のQ3争いで、RBの2台は揃ってライバルに敗れた。角田裕毅は0.04秒差でバルテリ・ボッタス(ザウバー)に蹴落とされて11番手、ローソンはチームメイトから0.053秒差遅れの12番手に終わった。
ラップをまとめ切れなかったり、ポテンシャルを引き出し切れなかったわけではなく、最大限やり切った上での結果なのか?との質問に対し、ローソンは少し考え込んだ後、次のように答えた。
「正直、そう思う。2台が揃ってあの位置になったということは、大抵の場合、自分たちができることをほとんどやり尽くしたってことだからね。」
「本当に僅差だったし、ラップを完璧にまとめられれば突破できたかもしれないけど、最終的には、今日の僕らにはアルピーヌやハースに対抗できるだけの十分なスピードがなかったと思う。彼らは少し先行し過ぎている」
シングルラップで敗れたとしても、ポイントが得られる決勝ではレースペースが重要だ。
レースペースではハースやアルピーヌにもう少し接近できると思うか?と尋ねられるとローソンは「そうであってほしいけど、正直、今は何とも言えないね」と語った。
「昨日のロングランは悪くなかったから、楽観的には考えているけど、何かやらなきゃならないのは確かだ。僕たちはポイントで後れを取っているからね」
コンストラクターズ選手権6位を争うライバルは、アルピーヌのピエール・ガスリーが5番グリッド、ハースのニコ・ヒュルケンベルグが7番グリッドからレースに臨む。
2024年F1アブダビGP予選では、ランド・ノリスがポールポジションを獲得。2番手にオスカー・ピアストリが続き、マクラーレンが最前列を独占した。3番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が続いた。
決勝レースは日本時間12月8日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周5,281mのヤス・マリーナ・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。