スプリントを前にガレージに置かれた角田裕毅(RBフォーミュラ1)の22号車VCARB 01、2024年11月2日(土) F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

RB、角田裕毅の”ハンドリング不満”を受け予選・決勝を前にセットアップを変更

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RBのテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは、2024年F1サンパウロGPスプリントで角田裕毅が抱えたハンドリングの問題を解決すべく、予選と決勝レースに向けて、22号車VCARB 01のセットアップを変更したと明かした。

雨により日曜に延期された予選を前に角田裕毅は、苦戦しながらもバルテリ・ボッタス(ザウバー)をコース上で交わし、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のリタイアを経て、24周のスプリントを15位でフィニッシュした。

エギントンは、角田裕毅がハンドリングに対する問題を訴えていたことから、スプリントを経てクルマに幾つかの変更を加えたと説明した。

「クルマのハンドリングに関して、彼が幾つかの部分で不満を抱えていたため、予選に向けて変更を加えた」とエギントンは語った。

「予選が雨で流れたため、その点が解決できたかどうかについては現時点で疑問が残るが、レースに向けた準備に移る前に明日、これらを確認することになる」

レースそのものについては、「スタートポジションの関係から、楽なレースにはならないと見ていたが、それでもユーキはボッタスを交わしてクリーンエアを得たことで、安定したラップタイムを目指すことに集中した」と振り返った。

雨による予選開始のディレイを受け、ガレージで角田裕毅と話をするジョディ・エギントン(RBフォーミュラ1テクニカルディレクター)、2024年11月2日(土) F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

雨による予選開始のディレイを受け、ガレージで角田裕毅と話をするジョディ・エギントン(RBフォーミュラ1テクニカルディレクター)、2024年11月2日(土) F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)

22号車はインテルラゴスでリアのスライドに見舞われ、コーナーでタイムを失っている。

角田裕毅、クルマの問題点を説明

角田裕毅はプレスリリースを通して、「スプリントを終えてデータを確認したところ、幾つかの点が見つかったと思うので、明日に向けて改善できることを期待しています」と語り、次のように続けた。

「雨と寒さの中、長時間に渡って待ってくださったファンのことを思うと、今日の午後に予選ができなかったのは残念です」

「予選とレースの両方が控えている明日に向けて、これから準備を進めていくつもりです」


2024年のF1サンパウロGP予選は雨の影響で日曜に延期された直前のスプリントはドライレースとなり、僚友オスカー・ピアストリとの順位交代を経て、ランド・ノリス(マクラーレン)が優勝した。

決勝レースは日本時間11月3日(日)26時にフォーメーションラップが開始され、1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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