リアム・ローソン
人物データ
名前 | リアム・ローソン / Liam Lawson |
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国籍 | ニュージーランド |
出身地 | ヘイスティングス |
居住地 | イギリス |
生年月日 | 2002年02月11日 / 22歳 |
身長 | 174cm |
体重 | 72kg |
F1デビュー | 2023年 |
カーナンバー | 30 |
WEBサイト | www.liamlawson.co.nz |
SNS | twitter facebook instagram |
リアム・ローソンはニュージーランド出身のF1ドライバー。手首を負傷したダニエル・リカルドの代役として、2023年のオランダGPでアルファタウリからデビューを果たした。
代役を務めた5戦の内、3戦目のシンガポールGPで9位フィニッシュを果たして史上6人目のニュージーランド人ポイントフィニッシャーとなり、パドックで高い評価を受けた。
レッドブルは2024年9月、ローソンがアメリカGP以降のシーズン残り6戦でリカルドに代わるRBのフルタイムドライバーを務めると発表した。
主なキャリア
年 | シリーズ・概要 | 出走 | 優勝 | ポール | 表彰台 | 選手権 |
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2015 | フォーミュラ・ファースト・マンフィールド・ウィンターシリーズ | 12 | 1 | 1 | 10 | 2位 |
NZフォーミュラ・ファースト・チャンピオンシップ | 24 | 1 | 0 | 3 | 6位 | |
2016 | NZ F1600 選手権 | 15 | 14 | 5 | 15 | 優勝 |
2017 | オーストラリアF4選手権 | 21 | 5 | 1 | 12 | 2位 |
ビクトリアン・フォーミュラ・ヴィー選手権 | 3 | 0 | 0 | 1 | 15位 | |
マツダ ロード・トゥ・インディ・シュートアウトでファイナリスト進出 | ||||||
2018 | ADACフォーミュラ4選手権 | 20 | 3 | 3 | 9 | 2位 |
F3アジア選手権 | 3 | 3 | 2 | 3 | 8位 | |
2019 | FIA-F3選手権 | 16 | 0 | 0 | 2 | 11位 |
マカオグランプリ | 1 | 0 | 0 | 0 | 7位 | |
ユーロフォーミュラオープン選手権 | 14 | 4 | 2 | 7 | 2位 | |
トヨタレーシングシリーズ | 15 | 5 | 4 | 11 | 王座 | |
2020 | FIA-F3選手権 | 18 | 3 | 1 | 6 | 5位 |
トヨタレーシングシリーズ | 15 | 5 | 4 | 10 | 2位 | |
2021 | FIA-F2選手権 | 23 | 1 | 1 | 3 | 9位 |
DTM | 16 | 3 | 4 | 10 | 2位 | |
2022 | FIA-F2選手権 | 28 | 4 | 0 | 10 | 3位 |
アルファタウリ及びレッドブルF1リザーブドライバー | ||||||
2023 | スーパーフォーミュラ | 9 | 3 | 1 | 4 | 2位 |
アルファタウリから5戦に参戦 | 5 | 0 | 0 | 0 | 20位 | |
2024 | RBからアメリカGP以降のF1に参戦 | 6 | 0 | 0 | 0 |
6歳の時に初めてカートをドライブ。国内で腕を磨いて2つのタイトルを獲得すると、2015年にフォーミュラ・ファースト・マンフィールド・ウィンター・シリーズでシングルシーターデビューを果たして総合2位を獲得した。
翌2016年にニュージーランドF1600選手権シリーズにステップアップ。15戦中14勝を挙げてシリーズ史上最年少チャンピオンに輝き、2017年のオーストラリアF4選手権で総合2位を獲得すると、同年のトヨタ・レーシング・シリーズ(TRS)では同郷のマーカス・アームストロングを退けタイトルを獲得した。
生まれ故郷を離れてヨーロッパに渡ったのは2018年、16歳の時だった。オランダに居を構えたローソンは2018年のADAC F4選手権で総合2位を勝ち取り、レッドブルジュニアに加わった翌年以降はイギリスに拠点を置いている。
モトパークから参戦した2019年のユーロフォーミュラ・オープン選手権では、チームメイトでチャンピオンを獲得した佐藤万璃音に次ぐ総合2位を獲得した。同じくチームメイトの角田裕毅は4位につけた。
2020年のTRSでは再び角田裕毅がチームメイトとなった。エンジントラブルの影響もあってイゴール・フラガに僅差で敗れて総合2位と、連覇を逃したが、それでもフランコ・コラピントや角田裕毅といった後のF1でのライバルに打ち勝った。
総合11位で終えたFIA-F3選手権を経て、2020年にハイテックに移籍すると、3回の優勝を含む6回の表彰台を獲得して総合5位を獲得し、2021年にFIA-F2選手権へと昇格。デビュー戦を勝利で飾り、チャンピオンシップ9位でルーキーシーズンを終えた。また、F2と並行してアレックス・アルボンと共にドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)にも参戦した。
翌2022年はハイテックからカーリンに移籍。アルファタウリのF1テスト兼リザーブ・ドライバーとしてシミュレーター作業に取り組みながら、4回の優勝を含む6回の表彰台を獲得してフェリペ・ドルゴビッチとテオ・プルシェールに次ぐ総合3位につけた。
2023年は野尻智紀と共に、チーム無限からスーパーフォーミュラに参戦。デビュー戦を勝利を飾り、一時はチャンピオンシップをリードしたものの、宮田莉朋に王座を許す総合2位となった。
また、同じ年には、負傷したリカルドの代役としてオランダGPのFP3でアルファタウリからグランプリデビューを果たした。予選は20番手と下位に沈んだが、2度の豪雨と赤旗に見舞われ、3台がリタイヤを強いられた狂気のレースでは、ミスを犯さず13位完走を果たした。
骨折により、骨にネジを挿入する手術を受けたリカルドは5戦の欠場を余儀なくされ、ローソンはカタールGPまで代役を務めた。