インディアナポリス・モーター・スピードウェイの様子、2024年5月17日第108回インディ500プラクティス5にて
Courtesy Of Penske Entertainment

2024年インディ500予選:出走順とフォーマット、視聴方法

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現地5月18日(土)および19日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる第108回インディ500予選では、34台のマシンが33のスターティング・グリッドをかけて競い合う事になる。つまり1台は予選落ちを喫する。

インディ500の予選はインディカー・シリーズの他のイベントとは異なり、4セッションに分けての段階的かつ独特なフォーマットで行われる。

2024年のインディ500は「GAORA SPORTS」が生中継・生配信する。予選は「スカパー!番組配信」でライブ配信され、CS放送では25日(土)24時より録画放送される。視聴にはスカパー!との契約が必要となる。視聴料金は1,320円/月(税込)。

スカパー!で詳細を確認する

インディアナポリス・モーター・スピードウェイで佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がドライブする75号車ホンダ、2024年5月17日第108回インディ500プラクティス5にてCourtesy Of Penske Entertainment

インディアナポリス・モーター・スピードウェイで佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がドライブする75号車ホンダ、2024年5月17日第108回インディ500プラクティス5にて

予選1日目

全車が参加し、最終的に13~30グリッドを決する予選1日目のセッションは、18日(土)の現地午前11時から17時50分にかけて行われる。日本では日本時間18日(土)24時から「スカパー!番組配信」でライブストリーミングされる。

まずはファストフライデー後に行われたくじ引きによる順番に従って、全車が少なくとも1回のアテンプト(計測ラップ)を行う。インディ500の予選では、4周連続で走行を行い、その平均スピードを競う。

一巡した後、各車は再アテンプトするかどうかを決め、次の2つのレーンの内のいずれかに並ぶ。

  • レーン1:計測済みのタイムを放棄する代わりに、レーン2に優先してコースに出ることができる。優先レーンとも呼ばれる。
  • レーン2:計測済みのタイムを維持することができるが、レーン1が空になるまでコースに出ることができない

2020年第4回インディ500予選1日目の様子Courtesy Of Indycar

アテンプトのためにレーンに並ぶマシン、2020年第104回インディ500予選1日目の様子

予選2日目

初日の予選を経てグリッドが未定の16台が2日目のセッションに臨む。日本では19日(日)28時より「スカパー!番組配信」でライブストリーミングされる。

トップ12予選 – 現地15時5分~

初日予選の上位12台は「トップ12予選」に挑戦する。土曜のタイムに基づき、遅い方から順にアテンプトを行う。計測チャンスは1回のみ。

上位6台はポールポジションを争う「ファスト6」に進む。7~12番グリッドが決定する。

ラストチャンス予選 – 現地16時15分~17時15分

初日予選の下位4台は最終3つのグリッド(31~33番グリッド)を懸けて、文字通り崖っぷちの争いに臨む。最も遅い車両はインディ500の出走権利を得ることができず、予選落ち=バンプアウトとなる。

最初の計測が一巡した後は、時間目いっぱいまで何度でもアテンプトすることができるが、アテンプトの度に計測済みタイムは抹消される。

ファスト6 – 現地17時25分~

「トップ12予選」の上位6台によりポールポジションを争う。アテンプトは「トップ12予選」の遅い順に行われる。計測チャンスは1回のみとなる。

予選1日目の出走順

”ファストフライデー”にシングルラップで9番手を刻んだ佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は不運にも26番目のアテンプトとなった。

むろん当日のコンディション次第ではあるが、例年、セッション開始と共に気温と路面温度が上昇していくため、出走順は早い方が有利な傾向にある。終日に渡って雲が広がれば、出走順序の影響は少なくなる。

  1. カイル・カークウッド(アンドレッティ)
  2. スコット・マクラフリン(ペンスキー)
  3. キフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ)
  4. リーナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター)
  5. ロマン・グロージャン(フンコス・ホリンジャー)
  6. カイル・ラーソン(マクラーレン)
  7. アグースティン・カナピーノ(フンコス・ホリンジャー)
  8. カラム・アイロット(マクラーレン)
  9. ウィル・パワー(ペンスキー)
  10. ジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)
  11. マーカス・アームストロング(チップ・ガナッシ)
  12. ノーラン・シーゲル(デイル・コイン)
  13. サンティノ・フェルッチ(A.J.フォイト)
  14. クリスチャン・ルンガー(RLL)
  15. マーカス・エリクソン(アンドレッティ)
  16. リーヌス・ルンドクヴィスト(チップ・ガナッシ)
  17. マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ)
  18. エド・カーペンター(エド・カーペンター)
  19. キャサリン・レッグ(デイル・コイン)
  20. コナー・デイリー(キュージック)
  21. ピエトロ・フィッティパルディ(RLL)
  22. トム・ブロンクビスト(メイヤー・シャンク)
  23. パトリシオ・オワード(マクラーレン)
  24. フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク)
  25. アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)
  26. 佐藤琢磨(RLL)
  27. スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)
  28. スティング・レイ・ロブ(A.J.フォイト)
  29. コルトン・ハータ(アンドレッティ)
  30. ライアン・ハンター=レイ(キュージック)
  31. クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター)
  32. グレアム・レイホール(RLL)
  33. エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク)
  34. アレキサンダー・ロッシ(マクラーレン)