ローガン・サージェント、出場停止に最接近…F1中国でのSC規定違反でペナルティ
セーフティーカー(SC)先導下に他車を追い抜いたとしてローガン・サージェント(ウィリアムズ)は、2024年4月21日のF1中国GPで10秒のタイムペナルティと2点のペナルティポイントを科された。
これにより過去12ヶ月間の累積点は8点に到達。サージェントは現行グリッドの中で1レースの出場停止処分に最も近いドライバーとなった。第17戦アゼルバイジャンGPまでに後4点を加えると、問答無用でライセンスが一時停止される。
ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がピットアウトした際、サージェントはちょうどメインストレートを走行していた。
ピットを出たヒュルケンベルグはサージェントより先にSCライン2を越えた。その後サージェントはハースを追い抜いたが、ポジションを返上しなかった。これはF1競技規定第55条8項違反に該当する。
同じケースはルイス・ハミルトン(メルセデス)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)との間でも発生したが、ガスリーはハミルトンにポジションを返したため、問題視されることはなかった。
17位でレースを終えたサージェントは「僕としては、僕の方が先にラインを越えたと思っていたんだ。各車両の速度がこれほど違うと、どちらが先だったのかを知るのはかなり難しいと思う」と振り返った。
2024年F1第5戦中国GPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。
マイアミ・インターナショナル・オートドロームを舞台とする次戦マイアミGPは現地5月3日のフリー走行1で幕を開ける。