角田裕毅との接触事故、見解を語るマグヌッセン…責任問われてWペナルティ
4月21日(日)に行われたF1第5戦中国GP決勝での角田裕毅(RB)との接触事故についてケビン・マグヌッセン(ハース)は、責任の所在を含めて多くを語ろうとはしなかった。
最初のセーフティーカー(SC)リスタートの際にマグヌッセンは、ターン6で角田裕毅の右リアと接触。スピンを喫した角田裕毅は早々にレースを終えた。
一件についてスチュワードは、ブレーキングが遅れた事が原因で、衝突の主な責任はマグヌッセンにあるとして、10秒ペナルティのみならず2点のペナルティポイントを科す決定を下した。累積点は5点に達した。
16位でフィニッシュしたマグヌッセンは、角田裕毅とのインシデントに関する見解を求められると「ターン6の出口で接触があったんだ。今日は本当に僕らの日じゃなかった」と多くを語らなかった。
「今日は17番手からのスタートだった。昨日、酷い予選を過ごした事で今日はその影響を受ける事になった」
「時には巻き返せることもあるけど、今日の僕らにそれはできなかった」
チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグが10位フィニッシュにより1ポイントを獲得した事を踏まえれば、上海でのVF-24には大きなポテンシャルがあったと考えられる。
レースペースについて尋ねられたマグヌッセンは「僕はいつもタイヤ的に上手くやれず、他の人と比べて遅いところがあるみたいだけど、今日は1ストップを目指してみたんだ」と語った。
「ただ上手くいかなかったから、ピットに入ってハードに履き替えたんだけど、その後にユーキとのインシデントでSCが導入された。タイヤをパンクした僕はもう一度ピットに入ってミディアムに履き替え、そのまま最後までいかなきゃならなくなった」
「だから、今日は本当に僕らの日じゃなかったと思うけど、ワンストップもどきでフィニッシュできたという事実は、クルマが上手く機能しているって事の証でもある」
2024年F1第5戦中国GPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。
マイアミ・インターナショナル・オートドロームを舞台とする次戦マイアミGPは現地5月3日のフリー走行1で幕を開ける。