ガレージ内で準備をするリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年9月15日(金) F1シンガポールGP(マリーナベイ市街地コース)
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ローソン「明日は間違いなくもっと良くなる」初のマリーナベイで角田を超える12番手

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リアム・ローソン(アルファタウリ)は9月15日(金)に行われたF1第16戦シンガポールGPの初日プラクティスを、チームメイトの角田裕毅を上回る12番手で締め括った。

マリーナベイ市街地コースを走るのは今回が初という事で、チームはFP1のターゲットを周回数に設定。ローソンは20台の中で2番目に多い27周を走り込み、角田裕毅から0.852秒遅れの16番手をマークした。

四方を壁に囲まれる市街地コースでは、一歩一歩、少しずつ限界を見極めながら、徐々にタイムを削っていくのがセオリーだ。60分のオープニング・セッションを経てローソンは、FP2で再びセカンドベストの27周を重ね、12番手にポジションを上げた。

1日を終えたローソンは「事前の予想通り、この独特なコースでの序盤は大変だったけど、楽しんでいるし、多くを学んでいる」と振り返った。

「照明に照らされた夜のコースは涼しくて、暑さという点ではドライバー的に日中よりも楽だった。明日のFP3をどれだけ活用できるかが焦点になるけど、今のところはまずまずだ」

「今は段階的にスピードを上げているところで、いい感じで進んでいるから明日は間違いなくもっと良くなるはずだ」

アルファタウリはマリーナベイ市街地コースに新型フロアやディフューザー、サイドポッドやリヤサスペンションなど、広範囲に渡る大規模なアップグレードを持ち込んだ。

改良型AT04についてローソンは「この手のサーキットでは、アップデートの効果を見極めるのは難しい。オーソドックスなサーキットほどのゲインはないだろうけど、クルマは確実に良くなっている」と語る。

「もちろん、新しいパーツを導入する時は、それから最大限のパフォーマンスを引き出す方法を見つける必要があるわけで、明日の予選に向けて今晩、データを分析する事になる」

「ソフトタイヤとミディアムの間のグリップ力に大きな違いはないと思うけど、予選と決勝に向けて検討していくつもりだ」


F1シンガポールGPフリー走行2をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ。2番手にシャルル・ルクレールが続き、フェラーリが初日1-2を独占した。3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く結果となった。

3回目のフリー走行は日本時間9月16日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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