リカルドはF1シンガポールGPも欠場見通し、鈴鹿日本GPでの復帰の可能性を説明するホーナー
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、次戦シンガポールGPでのダニエル・リカルドの復帰の可能性を事実上、除外した。上手くいけば三重県鈴鹿サーキットで行われる翌週末のF1日本GPで再び姿を見られるかもしれないが不透明だ。
モータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、リカルドの怪我の回復には「通常6週間かかる」と説明し、身体的負荷が大きいシンガポールや日本での復帰の可能性は「低い」としてカタールGPでのカムバックの可能性が高いと示唆している。
Rd. | 日付 | グランプリ | 会場 |
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第15戦 | 9月03日 | イタリアGP | モンツァ・サーキット |
第16戦 | 9月17日 | シンガポールGP | マリーナ・ベイ市街地コース |
第17戦 | 9月24日 | 日本GP | 鈴鹿サーキット |
第18戦 | 10月08日 | カタールGP | ロサイル国際サーキット |
英「RaceFans」によるとホーナーは、マックス・フェルスタッペンが前人未踏の今季10連勝を飾ったイタリアGPを経て「リカルドがシンガポールGPに間に合う可能性はないと思う」と語った。
翌週末に控える日本GPについては、シンガポールよりは遥かに可能性が高そうだが、やはり確実とは言えないようで「楽観的だと思う」と述べるに留めた。目標は鈴鹿、駄目ならカタールといった状況のようだ。
オランダGPの決勝当日に骨にネジを挿入する手術を受けたリカルドのリハビリ状況についてホーナーは「順調」であり「手の可動性は明らかに回復している」と説明する。
「ただ、バイク乗りの間では、復帰を急ぐとダメージが広がる可能性がある事が分かっているため、クルマに戻る前に彼が完全に回復したかどうかを確認したいと考えている」
「彼は鈴鹿をドライブしたがっていると思う。だから、日々の回復状況と自然の成り行きを見守っていくつもりだ」
リカルドの代役としてオランダでデビューを果たし、イタリアでも再びステアリングを握ったリアム・ローソンについては、「そんなに詳しくは追っていない」としつつも「堅実な仕事をした」と語った。
アルファタウリはリカルドが復帰するまでの全てのレースでローソンを起用する方針を明らかにしている。