闇夜のサルト・サーキットを周回するトヨタGR010ハイブリッド、2023年6月11日FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レース
Courtesy Of TOYOTA MOTOR CORPORATION

ルマン24《決勝》14h 順位表:混沌…可夢偉の7号車含む14台がDNF、トヨタ8号車が首位

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2023年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レースの開始から14時間が経過した。僚友7号車が悪夢のリタイヤを余儀なくされた一方、8号車トヨタGR010ハイブリッドが6連覇に向け、フェラーリAFコルセ51号車に44.594秒差の総合首位を走る。

オープニングラップからセーフティーカー(SC)が導入される波乱含みの幕開けとなった100周年記念大会。大雨を含むトリッキーな状況もあり、クラッシュやスピン、コースアウト等、レース前半の大部分は控えめに言っても混沌とした展開となった。

夜中の玉突き事故により、小林可夢偉がステアリングを握ったトヨタ7号車は車体後方にダメージを負い、ポルシェ・ペンスキー75号車963を含む他の13台と共に半ばにしてレースを終えた。

ハイパーカーはトヨタ、フェラーリ、キャデラック2号車が同一周回でのトップ争いを繰り広げる。LMP2クラスは計4台がロバート・クビサ擁するチームWRT41号車を同一ラップで追いかける。LMGTE Amクラスは木村武史、スコット・ハファカー、ダニエル・セラのケッセル・レーシング57号車がクラス首位を走行する。

Dステーション・レーシング777号車(星野敏、キャスパー・スティーブンソン、藤井誠暢)は夜明けを前に、ミュルサンヌ・コーナー出口付近でパワーを失いストップした。正式にリタイヤしたわけではないものの、厳しい状況である事に変わりはない。

第91回ル・マン24時間レースは「スカパー!」や「Amazon Prime Videoチャンネル」を通じてJ SPORTSが生中継・生配信している。スカパーは加入月ゼロ円キャンペーンを実施。Prime Videoは14日分の無料体験が可能だ。

スカパー!

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14時間経過時点での順位表

Pos. Class
Status
Team
Car
Driver Time
Gap
Lap
1 HYPERCAR
走行中
Toyota Gazoo Racing 8号車
Toyota GR010 HYBRID
セバスチャン・ブエミS.ブエミ
ブレンドン・ハートレーB.ハートレー
平川亮
14:01’13.482

187
2 HYPERCAR
走行中
Ferrari AF Corse 51号車
Ferrari 499P
アレッサンドロ・ピエール・グイディA.P.グイディ
ジェームス・カラドJ.カラド
アントニオ・ジョビナッツィA.ジョビナッツィ
14:01’58.076
44.594
44.594
187
3 HYPERCAR
走行中
Cadillac Racing 2号車
Cadillac V-Series.R
アール・バンバーE.バンバー
アレックス・リンA.リン
リチャード・ウェストブルックR.ウェストブルック
14:04’39.885
3’26.403
2’41.809
187
4 HYPERCAR
走行中
Porsche Penske Motorsport 6号車
Porsche 963
ケビン・エストレK.エストレ
アンドレ・ロッテラーA.ロッテラー
ローレンス・ファントールL.ファントール
14:04’28.606
1 Laps
1 Laps
186
5 HYPERCAR
走行中
Cadillac Racing 3号車
Cadillac V-Series.R
セバスチャン・ボーデS.ボーデ
レンガー・ヴァン・デル・ザンデR.V.d.ザンデ
スコット・ディクソンS.ディクソン
14:04’32.839
1 Laps
4.233
186
6 HYPERCAR
走行中
Peugeot TotalEnergies 93号車
Peugeot 9X8
ポール・ディ・レスタP.D.レスタ
ミッケル・イェンセンM.イェンセン
ジャン=エリック・ベルニュJ.ベルニュ
14:04’49.932
2 Laps
1 Laps
185
7 HYPERCAR
走行中
Glickenhaus Racing 709号車
Glickenhaus 007
フランク・マイルーF.マイルー
ナタナエル・ベルトンN.ベルトン
エステバン・グティエレスE.グティエレス
14:04’55.600
3 Laps
1 Laps
184
8 HYPERCAR
走行中
Glickenhaus Racing 708号車
Glickenhaus 007
ロマン・デュマR.デュマ
ライアン・ブリスコーR.ブリスコー
オリビエ・プラO.プラ
14:05’02.406
3 Laps
6.806
184
9 HYPERCAR
走行中
Porsche Penske Motorsport 5号車
Porsche 963
デイン・キャメロンD.キャメロン
ミカエル・クリステンセンM.クリステンセン
フレデリック・マコヴィッキィF.マコヴィッキィ
14:04’38.751
5 Laps
2 Laps
182
10 HYPERCAR
走行中
Ferrari AF Corse 50号車
Ferrari 499P
アントニオ・フォッコA.フォッコ
ミゲル・モリーナM.モリーナ
ニクラス・ニールセンN.ニールセン
14:00’57.184
6 Laps
1 Laps
181
11 LMP2
走行中
Team WRT 41号車
Oreca 07 – Gibson
ルイ・アンドラーデR.アンドラーデ
ルイ・デレトラズL.デレトラズ
ロバート・クビサR.クビサ
14:03’07.333
8 Laps
2 Laps
179
12 LMP2
走行中
Inter Europol Competition 34号車
Oreca 07 – Gibson
ヤコブ・シメホウスキーJ.シメホウスキー
アルベルト・コスタA.コスタ
ファビオ・シェーラーF.シェーラー
14:03’36.437
8 Laps
29.104
179
13 HYPERCAR
走行中
Peugeot TotalEnergies 94号車
Peugeot 9X8
ロイック・デュバルL.デュバル
グスタボ・メネゼスG.メネゼス
ニコ・ミュラーN.ミュラー
14:04’21.178
8 Laps
44.741
179
14 LMP2
走行中
Panis Racing 65号車
Oreca 07 – Gibson
マニュエル・マルドナードM.マルドナード
ティメン・ヴァン・デル・ヘルムT.V.D.ヘルム
ヨッフ・ファン・アルタートJ.V.アルタート
14:04’38.184
8 Laps
17.006
179
15 LMP2
走行中
Duqueine Team 30号車
Oreca 07 – Gibson
ニール・ヤニN.ヤニ
レネ・ビンダーR.ビンダー
ニコラス・ピーノN.ピーノ
14:04’54.659
8 Laps
16.475
179
16 LMP2
走行中
IDEC Sport 48号車
Oreca 07 – Gibson
ポール・ラファーグP.ラファーグ
ポール・ルー・シャタンP.L.シャタン
ローレンツ・ホラL.ホラ
14:05’06.324
8 Laps
11.665
179
17 LMP2
走行中
Alpine Elf Team 36号車
Oreca 07 – Gibson
マシュー・バキシビエールM.バキシビエール
シャルル・ミレッシC.ミレッシ
ジュリアン・カナルJ.カナル
14:02’49.659
9 Laps
1 Laps
178
18 LMP2
走行中
Team WRT 31号車
Oreca 07 – Gibson
ショーン・ゲラエルS.ゲラエル
フェルディナント・ハプスブルクF.ハプスブルク
ロビン・フラインスR.フラインス
14:04’38.413
9 Laps
1’48.754
178
19 LMP2
走行中
JOTA 28号車
Oreca 07 – Gibson
デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソンD.ハンソン
オリバー・ラスムッセンO.ラスムッセン
ピエトロ・フィッティパルディP.フィッティパルディ
14:04’51.926
9 Laps
13.513
178
20 LMP2
走行中
Vector Sport 10号車
Oreca 07 – Gibson
ライアン・カレンR.カレン
ガブリエル・オーブリーG.オーブリー
マティアス・カイザーM.カイザー
14:05’24.344
9 Laps
32.418
178
21 LMP2
走行中
AF Corse 80号車
Oreca 07 – Gibson
フランソワ・ペロドF.ペロド
ベン・バーニコートB.バーニコート
ノーマン・ナトN.ナト
14:02’47.753
10 Laps
1 Laps
177
22 LMP2
走行中
Algarve Pro Racing 45号車
Oreca 07 – Gibson
ジョージ・カーツG.カーツ
ジェームズ・アレンJ.アレン
コリン・ブラウンC.ブラウン
14:05’24.865
11 Laps
1 Laps
176
23 LMP2
走行中
Alpine Elf Team 35号車
Oreca 07 – Gibson
アンドレ・ネグラオA.ネグラオ
オッリ・コールドウェルO.コールドウェル
メモ・ロハスM.ロハス
14:01’30.489
12 Laps
1 Laps
175
24 LMP2
走行中
United Autosports 23号車
Oreca 07 – Gibson
ジョシュ・ピアソンJ.ピアソン
トム・ブロンクビストT.ブロンクビスト
オリバー・ジャービスO.ジャービス
14:05’35.684
12 Laps
4’05.195
175
25 LMP2
走行中
United Autosports 22号車
Oreca 07 – Gibson
フィリップ・ハンソンP.ハンソン
フェリペ・アルバカーキF.アルバカーキ
フレデリック・ルビンF.ルビン
14:01’22.036
13 Laps
1 Laps
174
26 HYPERCAR
走行中
Hertz Team JOTA 38号車
Porsche 963
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタA.F.D.コスタ
ウィル・スティーブンスW.スティーブンス
イェ・イーフェイY.イーフェイ
14:05’00.585
14 Laps
1 Laps
173
27 LMGTE Am
走行中
Kessel Racing 57号車
Ferrari 488 GTE Evo
木村武史
スコット・ハファカーS.ハファカー
ダニエル・セラD.セラ
14:01’44.916
15 Laps
1 Laps
172
28 LMGTE Am
走行中
Iron Dames 85号車
Porsche 911 RSR – 19
サラ・ボフィーS.ボフィー
ミシェル・ガッティングM.ガッティング
ラヘル・フライR.フライ
14:04’24.471
15 Laps
2’39.555
172
29 INNOVATIVE CAR
走行中
Hendrick Motorsports 24号車
Chevrolet Camaro ZL1
ジミー・ジョンソンJ.ジョンソン
マイク・ロッケンフェラーM.ロッケンフェラー
ジェンソン・バトンJ.バトン
14:04’28.498
15 Laps
4.027
172
30 LMGTE Am
走行中
AF Corse 54号車
Ferrari 488 GTE Evo
トーマス・フロールT.フロール
フランチェスコ・カステラッチF.カステラッチ
ダビデ・リゴンD.リゴン
14:05’05.113
15 Laps
36.615
172
31 LMGTE Am
走行中
ORT by TF 25号車
Aston Martin Vantage AMR
アハマド・アル・ハーティA.A.ハーティ
マイケル・ディナンM.ディナン
チャーリー・イーストウッドC.イーストウッド
14:05’44.061
15 Laps
38.948
172
32 LMGTE Am
走行中
Project 1 – AO 56号車
Porsche 911 RSR – 19
P.J.ハイエット
グンナー・ジャネットG.ジャネット
マッテオ・カイローリM.カイローリ
14:05’45.529
15 Laps
1.468
172
33 LMGTE Am
走行中
GR Racing 86号車
Porsche 911 RSR – 19
マイケル・ウェインライトM.ウェインライト
ベンジャミン・バーカーB.バーカー
リカルド・ペラR.ペラ
14:05’47.891
15 Laps
2.362
172
34 LMP2
走行中
COOL Racing 37号車
Oreca 07 – Gibson
ニコラス・ラピエールN.ラピエール
アレクサンドル・コワニーA.コワニー
マルテ・ヤコブセンM.ヤコブセン
14:01’27.303
16 Laps
1 Laps
171
35 LMGTE Am
走行中
Corvette Racing 33号車
Chevrolet Corvette C8.R
ニック・キャッツバーグN.キャッツバーグ
ベン・キーティングB.キーティング
ニコラス・ヴァローネN.ヴァローネ
14:01’45.460
16 Laps
18.157
171
36 LMGTE Am
走行中
Proton Competition 911号車
Porsche 911 RSR – 19
マイケル・ファスベンダーM.ファスベンダー
マーティン・ランプM.ランプ
リヒャルト・リーツR.リーツ
14:03’24.447
16 Laps
1’38.987
171
37 LMGTE Am
走行中
Northwest AMR 98号車
Aston Martin Vantage AMR
イアン・ジェームスI.ジェームス
ダニエル・マンチネッリD.マンチネッリ
アレックス・リベラスA.リベラス
14:05’37.017
16 Laps
2’12.570
171
38 LMGTE Am
走行中
Proton Competition 88号車
Porsche 911 RSR – 19
ハリー・ティンクネルH.ティンクネル
ドナルド・ヤントD.ヤント
ヨナス・リートJ.リート
13:57’04.547
17 Laps
1 Laps
170
39 LMP2
走行中
Prema Racing 9号車
Oreca 07 – Gibson
ベント・フィスカールB.フィスカール
ファン・マヌエル・コレアJ.M.コレア
フィリップ・ウグランF.ウグラン
14:02’50.612
17 Laps
5’46.065
170
40 HYPERCAR
走行中
Action Express Racing 311号車
Cadillac V-Series.R
ルイス・フェリペ・デラーニL.F.デラーニ
アレクサンダー・シムズA.シムズ
ジャック・エイトケンJ.エイトケン
14:04’53.652
17 Laps
2’03.040
170
41 LMGTE Am
走行中
Walkenhorst Motorsport 100号車
Ferrari 488 GTE Evo
チャンドラー・ハルC.ハル
アンドリュー・ハリアントA.ハリアント
ジェフ・シーガルJ.シーガル
14:05’52.449
17 Laps
58.797
170
42 LMGTE Am
走行中
Kessel Racing 74号車
Ferrari 488 GTE Evo
ケイ・コッツォリーノK.コッツォリーノ
辻子依旦
横溝直輝
14:01’03.343
20 Laps
3 Laps
167
43 LMP2
走行中
DKR Engineering 43号車
Oreca 07 – Gibson
トム・ヴァン・ロンパイT.V.ロンパイ
ウーゴ・デ・ワイルドU.d.ワイルド
マキシム・マルタンM.マルタン
14:05’13.186
21 Laps
1 Laps
166
44 LMGTE Am
走行中
D’Station Racing 777号車
Aston Martin Vantage AMR
星野敏
キャスパー・スティーブンソンC.スティーブンソン
藤井誠暢
13:41’58.671
24 Laps
3 Laps
163
45 LMP2
走行中
Graff Racing 39号車
Oreca 07 – Gibson
ロベルト・ラコールテR.ラコールテ
ギド・ヴァン・デル・ガルデG.V.D.ガルデ
パトリック・ピレP.ピレ
14:05’16.241
24 Laps
23’17.570
163
46 LMP2
走行中
COOL Racing 47号車
Oreca 07 – Gibson
レシャド・デ・ゲルスR.d.ゲルス
ウラジスラフ・ロムコV.ロムコ
シモン・パジェノーS.パジェノー
12:41’03.838
29 Laps
5 Laps
158
47 HYPERCAR
走行中
Floyd Vanwall Racing Team 4号車
Vanwall Vandervell 680
トム・ディルマンT.ディルマン
エステバン・グエリエリE.グエリエリ
トリスタン・ヴォーティエT.ヴォーティエ
12:43’36.220
37 Laps
8 Laps
150
48 LMP2
走行中
Inter Europol Competition 32号車
Oreca 07 – Gibson
マーク・クワンメM.クワンメ
ヤン・マグヌッセンJ.マグヌッセン
アンダース・フィヨルドバッハA.フィヨルドバッハ
11:07’55.755
70 Laps
33 Laps
117
49 LMGTE Am
リタイヤ
Dempsey – Proton Racing 77号車
Porsche 911 RSR – 19
クリスチャン・リードC.リード
ミッケル・ペダーセンM.ペダーセン
ジュリアン・アンドラウアーJ.アンドラウアー
10:31’03.703
69 Laps
-1 Laps
118
50 LMP2
リタイヤ
Prema Racing 63号車
Oreca 07 – Gibson
ドリアーヌ・ピンD.ピン
ダニール・クビアトD.クビアト
ミルコ・ボルトロッティM.ボルトロッティ
9:35’28.976
74 Laps
5 Laps
113
51 HYPERCAR
リタイヤ
Toyota Gazoo Racing 7号車
Toyota GR010 HYBRID
マイク・コンウェイM.コンウェイ
小林可夢偉
ホセ・マリア・ロペスJ.M.ロペス
7:58’44.496
84 Laps
10 Laps
103
52 LMGTE Am
リタイヤ
JMW Motorsport 66号車
Ferrari 488 GTE Evo
トーマス・ノイバウアーT.ノイバウアー
ルイ・ペレL.ペレ
ジャコモ・ペトロベッリG.ペトロベッリ
7:58’43.009
98 Laps
14 Laps
89
53 LMP2
リタイヤ
Racing Team Turkey 923号車
Oreca 07 – Gibson
サリ・ヨルックS.ヨルック
トム・ギャンブルT.ギャンブル
ドリス・ファントールD.ファントール
7:50’02.331
100 Laps
2 Laps
87
54 HYPERCAR
リタイヤ
Porsche Penske Motorsport 75号車
Porsche 963
フェリペ・ナッセF.ナッセ
マチュー・ジャミネットM.ジャミネット
ニック・タンディN.タンディ
6:44’44.339
103 Laps
3 Laps
84
55 LMGTE Am
リタイヤ
TF Sport 72号車
Aston Martin Vantage AMR
アーノルド・ロビンA.ロビン
マキシム・ロビンM.ロビン
バレンティン・ハッセ=クロットV.ハッセ=クロット
5:15’31.186
129 Laps
26 Laps
58
56 LMGTE Am
リタイヤ
Richard Mille AF Corse 83号車
Ferrari 488 GTE Evo
ルイス・ペレス・コンパンクL.P.コンパンク
アレッシオ・ロベーラA.ロベーラ
リルー・ワドゥL.ワドゥ
2:46’32.766
154 Laps
25 Laps
33
57 LMGTE Am
リタイヤ
Iron Lynx 60号車
Porsche 911 RSR – 19
クラウディオ・スキアヴォーニC.スキアヴォーニ
マッテオ・クレッソーニM.クレッソーニ
アレッシオ・ピカリエッロA.ピカリエッロ
2:20’55.129
159 Laps
5 Laps
28
58 LMGTE Am
リタイヤ
Proton Competition 16号車
Porsche 911 RSR – 19
ライアン・ハードウィックR.ハードウィック
ザカリー・ロビションZ.ロビション
ヤン・ヘイレンJ.ヘイレン
2:20’56.968
159 Laps
1.839
28
59 LMGTE Am
リタイヤ
GMB Motorsport 55号車
Aston Martin Vantage AMR
Gustav BIRCH
マルコ・ソーレンセンM.ソーレンセン
Jens Reno MØLLER
1:45’27.414
166 Laps
7 Laps
21
60 LMGTE Am
リタイヤ
AF Corse 21号車
Ferrari 488 GTE Evo
サイモン・マンS.マン
ジュリアン・ピゲJ.ピゲ
ウリース・デ・ポーウU.d.ポーウ
1:45’27.935
166 Laps
0.521
21
61 LMP2
リタイヤ
Tower Motorsports 13号車
Oreca 07 – Gibson
スティーブン・トーマスS.トーマス
リッキー・テイラーR.テイラー
レネ・ラストR.ラスト
1:34’25.191
168 Laps
2 Laps
19
62 LMP2
リタイヤ
Nielsen Racing 14号車
Oreca 07 – Gibson
ロドリゴ・セイルズR.セイルズ
マティアス・ベシェM.ベシェ
ベン・ハンリーB.ハンリー
1:27’23.328
169 Laps
1 Laps
18

1時間目以降のレース展開

2時間

アクシデント満載の状況は1時間経過後も変わることはなく、多くのドラマがあった。スローゾーンの多発により各車、様々なピット戦略を取った事で、慌ただしく順位が入れ替わる複雑なレース展開となった。

ハイパーカーはアール・バンバーの2号車キャデラックV-Series.Rがレースをリード。5号車ポルシェ963が5.416秒遅れの2番手と、ピットストップを1回しか消化していない2台が上位に並んだ。LMP2の上位は大きく入れ替わり、ロバート・クビサのチームWRT41号車が、36号車アルピーヌに7.6秒差をつけてトップを周回する。

開始90分を前にロドリゴ・セイルズ駆るニールセン14号車がダンロップでコース右側に飛び出し大クラッシュ。右前輪を失う大きなダメージを負った。その直後にはタワー・モータースポーツ13号車のリッキー・テイラーがバリアに突っ込み、アレックス・リベラスのノースウエストAMR98号車アストンAMRはボンネットが外れるアクシデントに見舞われた。

終盤にはダンロップ・シケインで3台が絡む事故が発生。AFコルセ21号車のウリース・デ・ポーウ、GMB 55号車アストンのグスタフ・バーチ、そしてキャデラック3号車のセバスチャン・ブルデーがスローゾーンで接触した。

3時間

ピットレーンに日差しが差す一方、インディアナポリスとポルシェカーブ間で大雨が降り、混沌としたレース状況に拍車をかけた。

スコット・ディクソンの3号車キャデラックやGTEトップを走っていたリカルド・ペラ駆るGRレーシング86号車ポルシェなど、スリックタイヤを履いた複数台が立て続けにスピンやコースアウトを喫した。

路面はアクアプレーニング現象が発生するほどにコンディションが悪く2回目のSCが導入された。

降雨の20分ほど前には、アイアン・リンクス60号車ポルシェを駆るクラウディオ・スキアヴォーニがテルトル・ルージュで16号車プロトン・コンペティション16号車ポルシェに激しく衝突。2台共にリタイヤを喫した。

その直後には、フレデリック・ルビンのユナイテッド・オートスポーツ22号車がリアを失い、ミッケル・ペダーセンのデンプシー・プロトン77号車に衝突。後者はサスペンションの大幅な修理を余儀なくされ、また、リルー・ワドゥのリシャール・ミル83号車フェラーリはSC導入を前にポルシェカーブのバリアに衝突した。

4時間

雨とアクシデントの多発によりSCが終始フィールドを先導したためレース展開は落ち着いたが、僚友94号車が首位を走行する中、プジョー93号車9X8のジャン=エリック・ベルニュがミュルサンヌコーナーでスピンを喫してグラベルに捕らわれるなど、幾つかのアクシデントがあった。

ヘンドリック・モータースポーツ24号車シボレー・カマロZL1はジェンソン・バトンがクルマに乗り込み、総合44番手を走行する。

5時間

大雨による長いSC期間を経て、ル・マン24時間レースはグリーンを経て再び狂乱の時を迎えた。

イェ・イーフェイのハーツ・チームJOTA38号車ポルシェはプジョー94号車を抜き去り首位に立ったものの、ポルシェカーブの最終セクションでバリアに衝突。リアエンドと右フロントに大きなダメージを負い、戦線から離脱した。

6時間

4分の1を消化して、6-7番手のトヨタ勢を含むハイパーカーの上位7台が同一周回でトップを争い、フェラーリAFコルセ51号車がリードする。

インター・ユーロポール34号車がクラス首位を走るLMP2ではトップ11が、LMGTE Amはケッセル・レーシング57号車までのトップ7がリードラップでの争いを繰り広げる。

アーノルド・ロビンのTFスポーツ72号車はポルシェカーブでリアからウォールに激突。リアウィングが脱落するアクシデントに見舞われた。

7時間

暗闇と雨が再び混乱を呼び込んだ。

JMWモータースポーツ66号車フェラーリはジャコモ・ペトロベッリがコントロールを失いグラベルに捕らわれた。バリアへの衝突はなかったものの、その直後にはトヨタとフェラーリ499Pが同じ場所でコースアウトを喫した。

インディアナポリス、アルナージュ間で雨が振り始めるとユナイテッド22号車がコース外に飛び出し、プレマ・レーシング9号車はグラベルに捕らわれ、キャデラック2号車はミュルサンヌでスピンを喫した。

マチュー・ジャミネットのポルシェ・ペンスキー75号車はパワーダウンに見舞われ、その後リタイヤした。

8時間

衝撃的なシーンが映し出された。3番手を走行していた小林可夢偉のトヨタ7号車がテルトル・ルージュのスローゾーンに入ったところで、JMWモータースポーツ66号車とアルピーヌ35号車との玉突き事故に巻き込まれた。

GR010ハイブリッドはリアに大きなダメージを負い、小林可夢偉はクルマを再始動させたもののスピードが上がらず、66号車ともども無念のリタイヤを強いられ、3度目のSCが導入された。

LMP2首位を争うユナイテッド・オートスポーツ23号車も不運に見舞われた。インター・ユーロポール34号車を抑えてトップに立った直後、トム・ブロンクビストはブレーキトラブルに見舞われスピン。バリアにぶつかりフロントとリアを損傷した。

9時間

僚友7号車のリタイヤを経て、ル・マン6連覇の唯一の希望となった平川亮のトヨタ8号車がニコ・ミュラーのプジョー94号車9X8を追撃。14.760秒差の2番手で9時間目を迎えた。

LMP2クラスはWRT41号車が34号車インター・ユーロポールを交わして首位に。GTE Amはアイアン・デイムス85号車が54号車フェラーリを抑えてトップを走る。

10時間

ハイパーカーの2台を不運が襲った。エネルギー回生システム周りの液漏れによりアントニオ・フォッコのフェラーリAFコルセ50号車がガレージに運ばれ、ポルシェ・ペンスキー5号車も何らかのウォーターリークに見舞われ後退した。

この結果、トヨタ、フェラーリ、ポルシェの3チームはレース後半に向けて1台のクルマを残す状況となった。

LMP2勢は、ダニール・クビアト駆るプレマ・レーシング63号車がポルシェカーブでクラッシュ。リアに大きなダメージを負いリタイヤした。また、ピエトロ・フィッティパルディのJOTA28号車は第1シケインでパニス・レーシング65号車と接触。グラベルに捕らわれた。

11時間

フェラーリAFコルセ50号車は7周遅れでコースに復帰。LMP2クラス首位を争うヤン・マグヌッセンのインター・ユーロポール32号車はバリアに突っ込んだ。

トヨタ8号車の平川亮はプジョー94号車のニコ・ミュラーを交わして首位に立つと、セバスチャン・ブエミにステアリングを引き継いだ。

12時間

ピットストップ違反による5秒ペナルティを受けた後、プジョー94号車はグスタボ・メネゼスがシケインでバリアに激突。フロントエンドを破損して総合トップ10圏外に転落した。

これによりアレックス・リンのキャデラック2号車が総合3番手に浮上し、フェラーリ51号車とトヨタ8号車を同一周回で追いかける展開となった。

13時間

LMP2クラス3番手を走行するレシャド・デ・ゲルのクール・レーシング47号車オレカ07がポルシェ・カーブの入口でコースアウト。フロントをタイヤバリアに叩き付けた。