マイアミ・インターナショナル・オートドロームを周回するレッドブル、2023年5月6日F1マイアミGP FP3
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2023年F1マイアミGP FP3レポート:フェルスタッペン大差で再び最速、中団は超激戦…角田裕毅は不満あらわ

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分27秒535を記録。後続にコンマ4秒もの差をつけ、2023年F1第5戦マイアミGP予選直前の3回目のフリー走行でタイムシートのトップに立った。角田裕毅(アルファタウリ)は16番手という結果となった。

3番手はセルジオ・ペレス、4番手はカルロス・サインツと、レッドブルとフェラーリが上位を占めた点は初日と変わりないものの、5番手にはエステバン・オコン、6番手にはピエール・ガスリーと、アルピーヌ勢がトップ3チームの位置に立った。

とは言え中団は、5番手オコンから14番手ランス・ストロール(アストンマーチン)までの10台が僅か0.316秒にひしめく超激戦状態で、予選Q3進出の行方は全く分からない。

路面が滑りやすいが故に、如何にタイヤに熱を入れるかが課題の一つ。最適なタイヤの準備を見出したチームが予選で笑みを浮かべる事になりそうだ。

グランプリ2日目を迎えた現地マイアミは晴れ渡り、週末最後のプラクティスは気温29℃、路面47℃のドライコンディションでスタート。テスラのイーロン・マスクCEOやアマゾン創業者のジェフ・ベゾスらが見守る中、全20台が最後の調整のために一時間に渡って周回を重ねた。

ザ・リテーティッド・カンパニース会長スティーブン・ロス、マイアミ・ドルフィンズCEOトム・ガーフィンケル、クリスチャン・ホーナー、リバティ・メディアCEOグレッグ・マフェイ、ーロン・マスク、F1のステファノ・ドメニカルリCEO、オラクル共同創業者のラリー・エリスン、2023年5月6日F1マイアミGP FP3Courtesy Of Red Bull Content Pool

ザ・リテーティッド・カンパニース会長スティーブン・ロス、マイアミ・ドルフィンズCEOトム・ガーフィンケル、レッドブル代表クリスチャン・ホーナー、リバティ・メディアCEOグレッグ・マフェイ、イーロン・マスク、F1のステファノ・ドメニカルリCEO、オラクル共同創業者のラリー・エリスン、2023年5月6日F1マイアミGP FP3

セッションを通して路面は進化し続け、時折強い風がマイアミ・インターナショナル・オートドロームを襲った。角田裕毅は「信じられない!酷いアンダーステアだ!」と無線を通して不満をあらわにした。

初日セッションでは相次いでクラッシュが発生し赤旗が振られたが、FP3でも多くのドライバーがラインを外したり、コースアウトしたりと、数多くの混乱があった。

残り16分、前方のアルピーヌを避けようとしたランド・ノリス(マクラーレン)が少しワイドに膨らみ、ターン4と5でコントロールを失いかけたが、辛うじてバリアとの衝突を避けた。

また、残り27分ではノリスの僚友オスカー・ピアストリがピットレーンでペレスとニアミス。急制動を強いられる場面があった。

FP2で印象的な6番手につけたノリスは19番手止まり。ピアストリも18番手と、マクラーレン勢が上回ったのはニック・デ・フリース(アルファタウリ)ただ1台だった。

FP1でクラッシュを喫し、FP2ではハースの僚友ケビン・マグヌッセンに差をつけられたニコ・ヒュルケンベルグは、ターン7の出口縁石に激しくぶつかるシーンがあったものの、力強いラップで7番手につけたバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)と遜色ない8番手を刻んだ。

メルセデス勢はジョージ・ラッセルが辛うじてトップ10に滑り込んだものの、ルイス・ハミルトンは13番手に留まった。ラッセルはステアリング・ラックの振動に悩まされ、ハミルトンは直線区間でのペース不足を嘆いた。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1マイアミGPの公式予選は、日本時間5月7日(土)29時からマイアミ・インターナショナル・オートドロームにて行われる。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2023年F1第5戦マイアミGPフリー走行3(FP3)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1:27.535 17
2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:27.941 +0.406 25
3 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダRBPT 1:28.050 +0.515 21
4 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:28.125 +0.590 26
5 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:28.407 +0.872 24
6 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 1:28.428 +0.893 23
7 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 1:28.456 +0.921 18
8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 1:28.497 +0.962 15
9 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:28.561 +1.026 19
10 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:28.606 +1.071 19
11 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:28.607 +1.072 13
12 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 1:28.618 +1.083 23
13 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:28.718 +1.183 22
14 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:28.723 +1.188 23
15 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 1:29.074 +1.539 18
16 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダRBPT 1:29.179 +1.644 19
17 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 1:29.264 +1.729 19
18 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:29.375 +1.840 17
19 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:29.401 +1.866 17
20 21 ニック・デ・フリース アルファタウリ・ホンダRBPT 1:29.447 +1.912 21

コンディション

天気晴れ
気温29℃
路面温度47℃

セッション概要

グランプリ名 F1マイアミGP
セッション種別 フリー走行3
セッション開始日時

サーキット

名称 マイアミ・インターナショナル・オートドローム
設立 2022年
全長 5412m
コーナー数 19
周回方向 時計回り

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