最下位自認のウィリアムズ…”直接のライバル”はアルファタウリとマクラーレン、とアルボン
3月3日(金)に行われたF1第1戦バーレーンGPの初日セッションは、1ラップペースでアルファタウリとウィリアムズが最下位を争う状況となったが、アレックス・アルボンはこれに加えてマクラーレンが直接のライバルになると考えている。
角田裕毅を抑えてFP2で17番手タイムを刻んだアルボンは、プレシーズンテストを経た最初の印象として自分たちが「10番目に速いチーム」だと位置づけた事を明かし、直接的なライバルとして先のチームの名前を挙げた。
「純粋なペースという点で大きな一歩を踏み出したチームはたくさんあると思う。アストンマーチンとかアルファロメオとかね。個人的にはアルピーヌが良いんじゃないかと確信してる」とアルボンは語る。
「一方で僕らの直接的なライバルはおそらく、アルファタウリとマクラーレンだろうね。今は僕らの方が若干遅れていると思うけど、どうなるか様子を見守ることにするよ」
パフォーマンスが拮抗している場合、チャンピオンシップの勝敗を分けるのはマシン開発競争だ。アルボンは「シーズンを通してどのように進んでいくかが重要だ」と強調する。
「僕らは自分たちのクルマの事をよく理解できているのだろうか? 僕らのチームにはまだテクニカル・ディレクターがいないけど、ドライビングの面で問題があると感じている部分について、その進歩を確認しなきゃならない」
「もし進歩が確認できれば、正しい方向に向かってるってことになる。既に一歩を踏み出しているけど、それを継続していく事が重要だ」
プレシーズンテストのトップスピードを見る限り、ウィリアムズFW45には昨年型と同じような傾向が確認できる。依然として直線番長的なのだ。
アルボンはスパ・フランコルシャンやモンツァなど、トップスピードが重要なファクターとなるレースでは今年も優位に立てると考えている。
「昨年もそうだったけど、シーズン開始時よりも良いポジションで終えることができればって思ってる」とアルボンは語る。
「もちろんモンツァとかスパといったタイプのサーキットは、今年も僕らと相性がかなり良いはずだ」
バーレーングランプリ3回目のフリー走行は日本時間3月4日(土)20時30分に、公式予選は同24時に、そして決勝レースは5日(日)24時に開始される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで完全生配信・生中継される。