F1:話題騒然「新・マイアミの奇跡」水面を歩けるヨット・ハーバーが格好のネタに
旧約聖書によるとモーゼはかつて、迫るエジプトから逃れるために海を割ったとされるが、F1マイアミGPの舞台、マイアミ・インターナショナル・オートドロームに建設されたヨットハーバーは割るまでもなく、歩いて水面を歩く事ができる。
アメリカらしいエンターテイメント性に満ちるこの偽物のマリーナは、ターン6~8の内側に設けられており、10隻のヨットが停留?している。”湾”は偽物だがヨットは本物で、他にも”偽”ビーチが併設される。
決して泳ぐ事のできないこのフェイク・ハーバーは週末に先立つ話題の一つで、チームや関係者から格好のネタにされており、マクラーレンF1チームは「これがマイアミの奇跡だ」とのコメントと共に、BGM付きの動画を公開した。
It’s a Miami miracle. 🚶🌊#MiamiGP 🇺🇸 pic.twitter.com/MsdShqTNbm
— McLaren (@McLarenF1) May 4, 2022
「マイアミの奇跡」とは日本において、1996年のアトランタ五輪男子サッカーで日本代表がブラジル代表を1対0で下したあの歴史的一戦を指すが、米国ではNFLのペイトリオッツが残り数秒でマイアミ・ドルフィンズに逆転勝利した2018年の試合を意味する。
F2ドライバーのエンツォ・フィッティパルディは、兄でハースF1チームのリザーブドライバーを務めるピエトロとの2ショット写真を投稿し「水温は申し分ないけど、硬くて浸かれない…」とのコメントを添えた。
The water temp was perfect but it was too hard to dip in… #MiamiGP #F1 @PiFitti pic.twitter.com/8xDxsS2GMc
— Enzo Fittipaldi (@enzofitti) May 5, 2022
Bueno, si. El agua está un poco dura…si 🙈
Well yeah. Water is a bit rough…🙈#F12022 #MiamiGP pic.twitter.com/jzVh7xZKp3
— Albert Fabrega (@AlbertFabrega) May 4, 2022
また、スペイン「DAZN」でアナリストを務めるアルベルト・ファブレガは半裸を披露してまで報道に徹するジャーナリスト魂を見せ、「CANAL+」のコメンテーターを務めるジュリアン・フェブローは「12月26日生まれの私ですが、これからはイエスと呼んでください!」とつぶやいた。
Même si je suis né le 26 Décembre, merci de bien vouloir m'appeler Jésus désormais !! 😎😁#RDVau1erMirage #Miami #F1 #FakeMarina #CestDrôleQuandMême pic.twitter.com/W5LpTkiJRl
— Julien FEBREAU (@Julien_FEBREAU) May 5, 2022
Me after paying $2,000 for a standing ticket #MiamiGP pic.twitter.com/wGQqhV5bQs
— Matt (@mattamys) May 2, 2022
当初、マイアミGPはハードロック・スタジアムではなく、湾岸部の公道を使ったストリートサーキットでのレースが検討されていたものの、地元住民の反対によって白紙撤回された経緯がある。
マリーナを模したこの奇妙なアイデアの原型は初期計画にあったもので、開催地移転のゴタゴタがなければ、実際の海辺に”リアル・マリーナ”として建設される予定であったようだ。
Nothing to see here, just Craig Slater having a swim at the #MiamiGP's fake harbour 😂 pic.twitter.com/LB48SQgedq
— Sky Sports F1 (@SkySportsF1) May 3, 2022