F1マイアミGPの舞台、マイアミ・インターナショナル・オートドロームに設置された偽物のヨットハーバー (1)
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

F1:話題騒然「新・マイアミの奇跡」水面を歩けるヨット・ハーバーが格好のネタに

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旧約聖書によるとモーゼはかつて、迫るエジプトから逃れるために海を割ったとされるが、F1マイアミGPの舞台、マイアミ・インターナショナル・オートドロームに建設されたヨットハーバーは割るまでもなく、歩いて水面を歩く事ができる。

アメリカらしいエンターテイメント性に満ちるこの偽物のマリーナは、ターン6~8の内側に設けられており、10隻のヨットが停留?している。”湾”は偽物だがヨットは本物で、他にも”偽”ビーチが併設される。

F1マイアミGPの舞台、マイアミ・インターナショナル・オートドロームに設置された偽物のヨットハーバー (2)Courtesy Of Alfa Romeo Racing

F1マイアミGPの舞台、マイアミ・インターナショナル・オートドロームに設置された偽物のヨットハーバー (2)

決して泳ぐ事のできないこのフェイク・ハーバーは週末に先立つ話題の一つで、チームや関係者から格好のネタにされており、マクラーレンF1チームは「これがマイアミの奇跡だ」とのコメントと共に、BGM付きの動画を公開した。

「マイアミの奇跡」とは日本において、1996年のアトランタ五輪男子サッカーで日本代表がブラジル代表を1対0で下したあの歴史的一戦を指すが、米国ではNFLのペイトリオッツが残り数秒でマイアミ・ドルフィンズに逆転勝利した2018年の試合を意味する。

F2ドライバーのエンツォ・フィッティパルディは、兄でハースF1チームのリザーブドライバーを務めるピエトロとの2ショット写真を投稿し「水温は申し分ないけど、硬くて浸かれない…」とのコメントを添えた。

また、スペイン「DAZN」でアナリストを務めるアルベルト・ファブレガは半裸を披露してまで報道に徹するジャーナリスト魂を見せ、「CANAL+」のコメンテーターを務めるジュリアン・フェブローは「12月26日生まれの私ですが、これからはイエスと呼んでください!」とつぶやいた。

当初、マイアミGPはハードロック・スタジアムではなく、湾岸部の公道を使ったストリートサーキットでのレースが検討されていたものの、地元住民の反対によって白紙撤回された経緯がある。

マリーナを模したこの奇妙なアイデアの原型は初期計画にあったもので、開催地移転のゴタゴタがなければ、実際の海辺に”リアル・マリーナ”として建設される予定であったようだ。

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