企画「RaceToMiami」の中で2011年型レッドブルF1マシン「RB7」を駆りアメリカ・フロリダ州マイアミの市街地を走るセルジオ・ペレス、2021年12月
Courtesy Of Red Bull Content Pool

待望のF1マイアミGP、DRSゾーンを初公開…最長1.28kmのロングストレートにも設定

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国際自動車連盟(FIA)は初開催を迎える2022年F1第5戦マイアミGPの舞台、マイアミ・インターナショナル・オートドロームに3箇所のDRSゾーンを設定した。

77番目のグランプリ開催地となるマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、NFLの古参マイアミ・ドルフィンズのホームグラウンド、ハードロック・スタジアムの周囲に建設された仮設専用コースで、全長5.412kmのラップには全19コーナーが設けられる。

マイアミ・インターナショナル・オートドローム(F1マイアミGP)のコースレイアウト図とDRSゾーン

マイアミ・インターナショナル・オートドローム(F1マイアミGP)のコースレイアウト図とDRSゾーン

設計に際しては36種類以上のレイアウトが検討された。最終的には最長1.28kmのロングストレートを含む3本の直線区間を備えたものが採用され、その全てがDRS稼働許可区間に設定された。

  • ターン9~11
  • ターン16~17
  • ターン19~1

3箇所全てに個別のディテクションポイントが設けられる。各検知地点で前走車の1秒以内にいる場合、続くDRSゾーンでリアウィングのフラップ角度を変更する事ができる。

この中でオーバーテイクのチャンスとなり得るのは2箇所だ。1つ目は左回りの低速コーナー、ターン11。もうひとつは推定最高速度320km/hが予想されるロングストレートの終端にあるタイトな左コーナー、ターン17だ。ターン1での追い抜きは少し困難にみえる。

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