Courtesy Of Daimler AG
マイク・エリオット
人物データ
名前 | マイク・エリオット / Mike Elliott |
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国籍 | イギリス |
出身地 | セント・オーステル |
居住地 | イギリス |
生年月日 | 1974年06月04日 / 50歳 |
マイク・エリオット(英:Mike Elliott)は英国出身のF1エアロダイナミシストで、2021年7月1日よりジェームズ・アリソンに代わってメルセデスAMGペトロナスF1チームのテクニカル・ディレクターを務めていたが、”ゼロポッド”の失態を経て2023年10月31日にチームを去った。
エリオットはロンドンのインペリアルカレッジで航空工学の修士号を取得。更に空気力学の博士号を取得し、2000年にマクラーレンのエアロダイナミシストとしてモータースポーツでのキャリアをスタートさせた。2003年にはトラックサイドの空力担当となり、2006年には空力担当チームリーダーに抜擢された。
2008年に空力担当責任者としてルノーF1チームに移籍。2012年にメルセデスに籍を移すと、 2017年にはジェフ・ウィリスの後任としてテクノロジー・ディレクターに昇格した。
そしてグランドエフェクトカー時代到来の1年前、後継者の育成を理由としてアリソンが新設の最高技術責任者(CTO)に就いた事で、代わってエリオットがテクニカル・ディレクターに着任した。
しかしながら、ゼロポッドと呼ばれる独自のコンセプトを備えた2022年のW13は競争力を欠き、この空力哲学は翌年のW14にも引き継がれたが、チーム代表兼CEOを務めるトト・ウォルフは開幕バーレンGP予選後に、このコンセプトが誤りだったと認め、エリオットはその半年後にメルセデスを離脱した。
主なキャリア
年 | 概要 |
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2000年 | エアロダイナミシストとしてマクラーレンに入社 |
2003年 | トラックサイド・エアロダイナミシスト |
2006年 | チームリーダー・エアロダイナミック・パフォーマンス |
2008年 | プリンシパル・エアロダイナミシストとしてルノーに移籍 |
2012年 | ロータス改称後もエンストンのチームに残留 |
2012年 | エアロダイナミクス責任者としてメルセデスに移籍 |
2017年 | テクノロジー・ディレクターに昇格 |
2021年 | テクニカル・ディレクターに昇格 |
2022年 | 4月:最高技術責任者に就任 |
10月:チーム離脱 |