トト・ウォルフ
人物データ
名前 | トト・ウォルフ / Torger Christian Toto Wolff |
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国籍 | オーストリア |
出身地 | ウィーン |
生年月日 | 1972年01月12日 / 52歳 |
トルガー・クリスチャン・トト・ウォルフ(英:Torger Christian “Toto” Wolff)は、オーストリア出身のレーシングドライバー・投資家。2013年よりメルセデスF1チームの最高経営責任者(CEO)兼チームプリンシパルを務めている。現行契約は2026年まで。純資産は10億ドルを超える。
プライベート…6ヶ国語を操る奇妙な”トイレ”
母はポーランド人。1960年代後半に共産主義から逃れるべく両親と共にポーランドへと移住。その後オーストリアのウィーンでルーマニア人と出会い、その間にトト・ウォルフが生まれた。二人はノルウェー語で「槍」を意味する「トト」と名付けた。
「TOTO」と言えば、我々日本人はトイレやバスルーム、システムキッチンなどを手掛けるTOTO(トートー)株式会社を連想する。ウォルフは鈴鹿でのレースの際に日本に滞在する度に、バーニー・エクレストンから「トイレにいるといつもキミの事を思い出してしまう」というテキストメールを受け取っていたとのエピソードを明かしている。
妻は、かつてウィリアムズF1の開発ドライバーを務めていたスージー・ウォルフ。ウォルフは以前、ウィリアムズの株主であった。スージーとの間には2017年4月10日に初の子が生まれた。なお、前妻との間にはベネディクトとローサという二人の子供がおり、3児のパパである。
ウォルフは母国語であるドイツ語に加えて、英語、フランス語、イタリア語、そしてスペイン語を流暢に話し、現在はポーランド語も操る。
主なレーシングキャリア
- 1992年…オーストラリア・フォーミュラー・フォードにてキャリアをスタート
- 1994年…ニュルブルクリンク24時間レースで優勝
- 2006年…オーストリア・ラリー選手権にて準優勝。ドバイ24時間レースで優勝
浅く長くレース活動を行っているが、21歳の時には既に金融コンサルタント会社を設立しており、レーサーよりは起業家になる事を夢見る青年であった。
総資産4億ドル…投資家としての歩み
レーサーとしての活動の傍ら、1998年にMarchfifteen、そして2004年にMarchsixteenという投資会社を設立。当初はインターネットとテクノロジー関連の企業を対象して投資を行っていたが、徐々にモータースポーツ関連の企業の株を取引するようになる。
契約条項により持株数は公にされていないが、2009年にはウィリアムズF1チームの10%~49%の範囲の株式を買収し大株主に。2013年1月にはメルセデス・ベンツ・グランプリ・リミテッドの30%の株を購入し、メルセデス・ベンツ・モータースポーツのマネージング・ディレクターおよび、メルセデスF1チームのCEO兼チーム代表に就任した。
ウォルフはミカ・ハッキネンとともにマネジメント企業を所有。バルテリ・ボッタスを発掘。育成した。2017年、ニコ・ロズベルグの引退により空いたメルセデスのシートにボッタスを迎え入れたのと同時に、利益相反を防ぐためボッタスのマネジメントから降りた。
ウォルフはF1で最も裕福な人物の一人であり、総資産は10億ドルを超え、スイスとイギリスの3箇所に自宅を構えている。