F1スペインGPを1-2で終え笑顔を見せるメルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとトト・ウォルフcopyright Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

トト・ウォルフ

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人物データ

名前
トト・ウォルフ / Torger Christian Toto Wolff
国籍
オーストリア
出身地
ウィーン
生年月日
1972年01月12日 / 47歳

トルガー・クリスチャン・トト・ウォルフ、オーストリア出身のレーシングドライバー・投資家であり、メルセデス・ベンツ・モータースポーツのマネージング・ディレクターを務める人物。F1に参戦するメルセデスAMGペトロナス・モータースポーツF1チームの株式30%を持ち、チームのプリンシパル兼最高経営責任者を兼任している。

プライベート…6ヶ国語を操る奇妙な”トイレ”

母はポーランド人。1960年代後半に共産主義から逃れるべく両親と共にポーランドへと移住。その後オーストリアのウィーンでルーマニア人と出会い、その間にトト・ウォルフが生まれた。二人はノルウェー語で「槍」を意味する「トト」と名付けた。

「TOTO」と言えば、我々日本人はトイレやバスルーム、システムキッチンなどを手掛けるTOTO(トートー)株式会社を連想する。ウォルフは鈴鹿でのレースの際に日本に滞在する度に、バーニー・エクレストンから「トイレにいるといつもキミの事を思い出してしまう」というテキストメールを受け取っていたとのエピソードを明かしている。

妻は、かつてウィリアムズF1の開発ドライバーを務めていたスージー・ウォルフ。ウォルフは以前、ウィリアムズの株主であった。スージーとの間には2017年4月10日に初の子が生まれた。なお、前妻との間にはベネディクトとローサという二人の子供がおり、3児のパパである。

ウォルフは母国語であるドイツ語に加えて、英語、フランス語、イタリア語、そしてスペイン語を流暢に話し、現在はポーランド語も操る。

主なレーシングキャリア

  • 1992年…オーストラリア・フォーミュラー・フォードにてキャリアをスタート
  • 1994年…ニュルブルクリンク24時間レースで優勝
  • 2006年…オーストリア・ラリー選手権にて準優勝。ドバイ24時間レースで優勝

浅く長くレース活動を行っているが、21歳の時には既に金融コンサルタント会社を設立しており、レーサーよりは起業家になる事を夢見る青年であった。

総資産4億ドル…投資家としての歩み

レーサーとしての活動の傍ら、1998年にMarchfifteen、そして2004年にMarchsixteenという投資会社を設立。当初はインターネットとテクノロジー関連の企業を対象して投資を行っていたが、徐々にモータースポーツ関連の企業の株を取引するようになる。

2009年には、契約条項により持株数は公にされていないが、ウィリアムズF1チームの10%~49%の範囲の株式を買収し大株主に。2013年1月にはメルセデス・ベンツ・グランプリ・リミテッドの30%の株を購入し、メルセデスF1チームのエグゼクティブ・ディレクターに就任した。

また、ウォルフはミカ・ハッキネンとともにマネジメント企業を所有しており、そこではバルテッリ・ボッタスのような若手・新人ドライバーのマネジメントを行なっている。2017年、ニコ・ロズベルグの引退により空いたメルセデスのシートにバルテリ・ボッタスを迎え入れたのと同時に、利益相反を防ぐためボッタスのマネジメントから降りた。

ウォルフはF1で最も裕福な人物の一人であり、総資産は4億ドルを超え、スイスとイギリスの3箇所に自宅を構えている。